続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

Jリーグディビジョン1 第5節 川崎2−1東京 雑感

 間が空きすぎたので、簡単に。
 まあ、個人的には一言「完敗」だったと思います。確かに、前半のある時間帯からは攻勢に出ることができて、あわやのシーンを作れてはいましたが、あの時間帯は川崎が意図的にブロックを下げて、「最後で耐えればいいや」ぐらいのディフェンスをしていたように見えるので、ある程度ボールを保持して形を作れたのは、必然といえば必然。そこで同点にしきれなかったことは残念だし、後半再び前からの圧力を強められた際に上回られてしまい、耐えたかった時間帯に2点目を奪われたことも残念だし、その後「あの」川崎に上手くゲームをコントロールされてしまったのがホント悔しいのであります。
 この敗戦で、周りはガヤガヤ言うでしょう。多摩川クラシコ3連敗。しかも、内容的にも完敗で、見方によっては「開幕から進化(進歩)出来ていないじゃないか!」という不満を持っている方もいるはずで、かつ、「2分6敗」の壁をまたしてもぶち破れなかったわけですから。しかし、試合後の会見を見る限り、城福監督は全くブレていません。こう語った部分が、その象徴なのかなと。

 僕らがやるべきことは、(前半の後半で押していた)あの時間帯のサッカーを長くすること。選手のシュートに対する勇気も消したくないし、やり直す勇気も削りたくはありません。その中であれだけフィニッシュの形が作れた訳で、そこで枠の中に入れるということについては、その機会を我々スタッフがより多く作ることだと思っています。
 あとは選手が勇気を持ってフィニッシュの決断をすること。その精度を上げていくのは、小平の練習場でしかない。後半は、ほかの反省がありますが、前半に関してはボール何個分かの精度については、あの時間帯のサッカーをより長く作ること。それがこのチームのやるべきことだと思っています。
(携帯サイト 監督コメントより引用)

 いやー、もう、ね。「得点を取れないこと」自体を責めず、あくまで「得点を取れないことの原因」にフォーカスして、その原因を取り除くために努力するだけ。その先に、必ずや自分達が目指すゴールがあると信じている。ブレない。頑固。こんなこと書くと怒られるかもしれませんけど、多分今季これをやり続けて結果が出なければ、私たちが思っている以上にあっさりと今の立場から身を離すんではないかと、私は思っています。ってのは余談が過ぎましたが、もう四の五の言わずに行く末を見守るぐらいしか、私には出来そうもありません。