続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

Jリーグディビジョン1 第2節 浦和1−0東京 雑感

 まず試合の前に。今日はテレビ観戦で、久々地上波TBSでの視聴となりましたが、まぁ〜酷かった。スカパーが見られるとき、CSのTBSチャンネルに割り当てられたら「あー、今日ハズレやん…」と思ってしまう人間だからかもしれませんが、あまりに下手すぎるだろうと。
 特にスイッチャー。スローリプレイや選手のアップ挟むタイミングがどうしようもないくらい間が悪くて、かつ長すぎでしょ。もう次のプレーが始まっているのに、いつまでスロー流して(選手のアップばかり流して)ますの!?と。そして、極めつけは試合途中でのCM挿入。契約等でどうしてもCMを挟まなければいけないのであれば、画面下半分とか右半分とか、あるいはワイプでスペースとってそこに流してくださいよ。地上波で(まあ、関東地方だけですが)試合をやってくれること自体は大歓迎です。金田喜捻さんの解説は好きですし。しかし、この程度の画しか作れないのであれば自ら手を引く、あるいは、本気で協会にはTBSとの地上波独占(に近い)契約を見直してもらいたいですよ。と、試合と全く関係ないところで憂さを晴らしたところからスタート(苦笑)


 おそらく、ゲームプランとしては「選手交代でのスイッチが入るまでは、リスクをかけずにコントロールしたい」というものだったんではないかと。しかし、そう前提するならば意に反して、立ち上がりから攻勢を仕掛けることができました。その要因は、東京の切れ味が良かったというよりは浦和の守備。特に攻→守の切り替えが非常に遅く、ショートカウンター気味の攻撃がバチッとはまっていたり、また、浦和の左サイド(宇賀神と柏木?)の守備がザルだったことで、そのスペースをドリブルで突ついたりできたことで攻勢を得た、という風に見えました。
 だからこそ、そこで点を奪えていれば…というのがまず1点。フォーメーションがどうだとか、システムがどうだとか、戦術がどうだとか、それ以前の問題として、この日はパスの精度が酷かったように思います。それこそ、前半15分までに迎えた4度の決定機のうち、北斗のミドル以外はラストパスがズレてしまっての逸機でしたし、それ以降の前半は、ビルドアップもままならない状況に。もちろん、サポートが遅かった(遠かった)とか、開幕戦と比べても今一つ動きにキレがない選手が多かったといった要因はあります。ただ、そうだとしても、単純に人につけるパスがズレズレとなってしまっては、どうしようもないですよ。これはあくまで私の戯言ですが、この日の(というか、いつもそうだけど)埼スタの芝は見た目でもかなり深いと分かるほどで、実際パススピードは結構殺がれていました。だから深い芝は大嫌いなんですよ!ってのはあるんですが、しかし、プロなんだから最初数回のパスで「もう少し走るように蹴らないとな」とか思ってもいいはず。というか、思ってほしい。けれど、最後までアジャストできずにグラウンダーのパススピードが上がらなかった印象で、これ実は、埼スタや豊スタなどの試合後に毎回思う残念なことなのでありました。
 話が大きく逸れましたが、そういった「気持ちは前に行っているけど、技術でロスしてしまった」ことで停滞感がピッチに蔓延し、そうしているうちに浦和が守備を(ある程度)立て直し、かつ攻撃に入ってきたことで、今度は逆に東京の守備陣が混乱してしまったなぁ…というのが2点目。例えばエジミウソンポストプレーを許す、田中達也に裏に走られるといった「個性」をあっさりと出させてしまったこともそうですし、阿部に全くプレッシャーが入らなかったこともそう。そのなかで、DFラインは浦和FWの圧力を受け続けることで下がる。でも、2列目やFWの選手は阿部や下がって受けることが多かったポンテへのチェックであったり、前からプレスをハメたくて高い位置にとどまる。そこの齟齬で3ラインが間延びしてしまい、空いたスペースを柏木や下りてきたエジミウソンにいいように使われたことは、チームとしての意思統一が図られなかったという意味で、大きな反省材料なのかなと。
 森重について。イエロー2枚での退場はやむを得ないでしょう。もちろん、森重のみならず多くの選手や、見ていた私たちも「それファウルですか!?」と思ったジャッジは結構あったと思います。ただ、その試合における笛の傾向にアジャストするのも、プロとしては必要なテクニックで、あれがPKになった、そしてイエローが出た(ちなみに、私が審判でもあれはPK取ります)、さらにその後2度ほどイエローが出てもおかしくないプレーを「見逃して」もらったことを踏まえれば、あそこまでエジミウソンにチャレンジしてしまったのは、軽率と言われても仕方ないでしょう。ここまで厳しくというか、「緩い」ファウルジャッジが増えてしまう今季の基準そのものには反対ですが、これでいくと決まっている以上は、城福監督が試合後(ウルトラ負け惜しみ&皮肉を込めて)語ったとおり「勉強」するしかないですよ。
 で、正直この退場を受けた瞬間は「勝ちは厳しいか…」と思いました。しかし、クロスバーやポスト様にお手伝いいただきつつ、前半のうちにナオを投入し、後半立ち上がりに今ちゃん、ナオあたりが何気ない(ロングボールはね返したとか、タッチライン沿いで身体ぶつけた、ぐらいの)プレーだけど、前半には見られなかった気持ちのこもったプレーをしてくれたのを見て、テレビの前で相方に「あるよ。ここからチャンス来るよ」とつぶやいたような気が。その後、城福監督が赤嶺、梶山を矢継ぎ早に投入し、最終的には

――――赤嶺――平山――――
−石川――――――――鈴木−
――――――梶山――――――
長友――今野――徳永――松下
――――――権田――――――

 という4−3−2に。これで決してパスがポンポンつながるようになったわけではありませんが、浦和が完全に受けに回ってしまったこと、平山以外に明確なターゲット(赤嶺)が1つ増えたこと、梶山が囲まれながらもある程度持ってくれて、さすがのプレーを見せてくれたこと、長友がある意味で開き直ったのか、その豊富な運動量で上下動を繰り返して押し込んだこと、SBに下がった松下が楽に前を向けて、しかも、ある程度まではドリブルやフリーランで入り込めたことでクロスを送る仕事ができたことなどの要素で、可能性のある攻撃は見せられるようになりました。実際、73分には赤嶺の幻のゴール(オフサイドの判定)、77分には長友のクロスから平山…の身体がゴール(苦笑)、78、79分には松下のクロスから平山がフリックで流し、ナオ、赤嶺がそれぞれ惜しいシュートを放つなどチャンスは作りました。しかし、ゴールを割るまでには至らず、このままタイムアップ。またしても、浦和に勝つことは叶いませんでした。


 もちろん、悔しいです。特に前半20分以降の何とも気の抜けたというか、相手のテンポに合わせてしまって、いいようにやられた時間帯に感じた歯痒さは、思わず物に当たってしまいそうになったくらい。負け方も「先制されて、でもその後ある程度巻き返して希望が感じられるも、結局は追いつけなかった」といういつものパターンでしたしね。でも、ホームでリベンジを果たすために長期的にやるべきことはたくさんあるでしょうし、次の試合で勝利を奪うために短期的にやらないといけないこともあるでしょう。その短期的な部分についていくつか。
 まずは、スタメンの入れ替えについて。まず、結論というか希望から書いちゃいます。

――――赤嶺――平山――――
松下――――――――――ナオ
――――羽生――高橋――――
長友――今野――平松――徳永
――――――権田――――――

 まず、森重サスペンションのところには平松かと。キムも見てみたいですが、どちらかというとスピードよりのC大阪攻撃陣を相手にするならば、平松かなぁと。で、徳永をSBに戻してほしいところ。確かに、1試合の経験を経て、ボランチとして徳永なりの回答を見せてくれた(攻撃時にパスではなく、それこそサイドを駆け上がるが如きドリブルで上がっていった、など)とは思いますが、梶山が戻ってくるまで我慢できるかと言われると、私はちょっと厳しいかなと。いや、羽生がもう少し攻撃面の負担を担ってくれるなら、徳永は守備重視でやってくれていいと思いますが、現状役割分担もはっきりしていない印象を受けているので(ちゃんと見てない、見れていないせい?)。それならば、ボランチでの経験値が現状のメンバーではトップクラスの高橋を使う手かなぁと。とにかく、パスを散らせないんですよね、現状の2人だと。
 で、本当は羽生も2列目に戻したいところ。しかし、そうなると、もう1人のボランチを松下、徳永、田邉、平出のなかから選ぶ形になりますよね。松下はやはりクロッサーとして使いたいですし、徳永は前述の理由でサイドバックに戻したい。田邉、平出は可能性の一端を練習で見せているようではありますが、いきなり高橋と組ませるには不安が残る、というところで、消極的決断ですが羽生はここで頑張ってもらわないと困るなぁと。うーん、こう考えると「梶本」コンビはすげぇコンビだったんだなぁ。
 2列目とFW。この2試合を見る限り、達也と平山の2トップが機能しているとは言いづらいところ。おそらく大勢の方は達也には(言い方はアレですが)「ミニカボレ」としての役割を期待しているはずで、実際動き回る量だとか裏への飛び出しといった点ではまずまずだと思いますが、カボレはそれに加えてポストプレーもある程度できたんですよね。でも、達也にその仕事を期待するのは、さすがに酷な話。しかし、そうなると「平山を潰してしまえば…」という守り方で守られてしまうことが増えると思うんですよ。実際浦和も横浜FMもそうやってきましたし、また、平山自身も達也がポストにはなれないとわかっている分なのかどうか、あまり下りずにDFライン付近でボールを受けようとするせいで、パスを上手く引き出せていない感じですし。しかし、赤嶺なら単純にポスト役もできますし、今年は裏へ飛び出す、抜け出す面での質の向上が見られるという評価もあり、実際この2試合の平山・赤嶺コンビは、お互いの役割をチョコチョコ入れ替えながら、しかしそこに噛み合わせの悪さは感じられません。松下も、前に2枚収まる選手がいれば、(現状できている)クロスの上げ甲斐があり、(現状できていない)はっきりと中へ絞って受ける動きだとか、攻撃に流動的に絡むことができるはずですし、いよいよ時間制限が解かれそうなナオをスタメンで使い、疲れたところに達也でさらに走るみたいな交代も可能になり、選択の幅も広がるのかなと。達也をナオの交代要員と割り切れる展開になれば、リカルジーニョも使いやすいですしね。
 スタメンをいじったから、すぐにどうにかなる保障はありません。前述したとおり、長期的視野に立ってどう修正していくか(それこそ梶山、ヨネ不在のなかでどうクアトロボランチを構築するかなど)についても怠らずやってほしいところ。しかし、シュートが下手(笑)な東京が、シュートすら打てていない(2試合で13本はリーグ最下位?)状況のままでいいわけはないし、「リアリスト」の側面もこのところ存分に見せている城福監督が、この状況をどう修正してくるのか。そこは、素直に楽しみに待ちたいと思います。悔しさは忘れずに、しかし、その悔しさを超えるために歩みをとめるわけにはいかないですよね。


 …あぁ、文章が「浦和に負け慣れてきた」感たっぷりだ。自分でももっと、煮えたぎるくらいの悔しさが湧いてくるのかと思ったんですが………昨日も意外とすぐに普通のテンションに戻ってしまったし。テレビ観戦のせいなのか、もともとテンションがそう高くなかったせいなのか(埼スタには行けない(行かない)と早々に決めていたため、チケ争奪戦に参戦すらしなかった)、直後に見たフィリーズレビューが久々のド本線的中だったことで、溜飲を下げたおかげなのか(苦笑) ともかく、「2分け6敗」から巻き返さなければいけない、大事な初戦をこのような形で落としたのに、「超」がつくほど悔しくない感情の中にいる自分は何なのか、何でなのか。次のC大阪戦まで、そこを懇々と自問自答したい気分です。…単純に、さほど体調が良くないだけな気も(苦笑)