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続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

津軽の七雪

 今日は朝から寒くて「氷雨でも降るんかなぁ…」と思っていたら、雨どころか雪が降っちゃいましたね。私の職場がある八王子では10時前後からパラパラと降り始め、13時ごろには本格的な降雪に。建物の屋根の上にはあっという間に積雪が見られ、冬将軍の最後っ屁に驚いた次第です。
 雪といえば北国なわけですが、皆様、見出しに書かれた「津軽の七雪」という言葉をご存知でしょうか?これは、太宰治の著書「津軽」の冒頭に書かれた「こな雪、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、みず雪、かた雪、こほり雪」の7つを指すもので、一口に「雪」といってもその形状や降り方、積もり方、佇まいによって様々な表現方法があるわけですが、それを太宰流に表現したものになります。新沼謙二の「津軽恋女」という歌の歌詞にもなっているので、そちらでご存知の方もいるかな?
 じゃあ、実際その七雪はどんなものなのか。まずは辞書を引いて見ましょう。

名前 説明
こな雪(粉雪) 粉のようにさらさらとして細かい雪。
つぶ雪(粒雪?) なし
わた雪(綿雪) 綿をちぎったような大きな雪片の雪。牡丹雪とも言う。
ざらめ雪(粗目雪) ざらめ糖状の雪。春の日に解け、日没後再び凍り、それを繰り返すうちに互いに連結して大きい粒子となったもの。
みず雪(水雪?) なし
かた雪(堅雪) 春、解けかかった雪が夜間に冷えて固く凍りついたもの。
こほり雪(氷雪?) なし
 3つほど辞書には載っておらず、そのほかの4つも何となくのイメージしか湧きませんねぇ。というわけで、青森県総務部が作成した雪はともだちというサイトからも一部引用する形で、もう少し詳しく説明をしてみましょう。
名前 説明
みず雪 まだあまり気温が下がっていない時期の雨と雪が混じったような状態の雪。傘を差さずに歩くとびしょ濡れになる。
わた雪 みず雪の状態からもう少し気温が下がった時に降る雪。粒が大きく、ふわふわと降ってくる。やや湿り気を帯びており、傘に積もればずっしりと重さを感じる。
つぶ雪 わた雪からさらに気温が下がるとつぶ雪に。小粒の雪で、雪を手で払えばあまり濡れることはない。
こな雪 真冬の時期に降るのがこな雪。さらさらとして、積もった雪を手のひらで握ってもなかなか固まらず、雪の上を歩くと、「きゅっきゅっ」と音がするのも特徴的。
かた雪 スコップで切り取れる位に締まった雪。
ざらめ雪 積もった雪が、粒状の氷となった状態の雪。
こおり雪 春間近、踏み固められた雪は暖かい日中に溶け、気温の下がる夜にその溶けた水がまた氷に。この状態が氷雪。
 という感じ。こな雪までの4つが降雪、かた雪からの3つが積雪で、繰り返しになりますが一口に雪といっても様々な側面があることがお分かりいただけるのではないかと。さらに、他にも雪の種類を表す言葉がありまして、これが全部で13種類あるとのこと。どうせなので、全て挙げてみます。
名前 説明
たま雪 冬の初めや終わりの暖かい頃に降る雪。たまの形をしている。海岸地方で多くみられる。
こな雪 前述のとおり。
はい雪 普通に降っている雪。灰のようにフワッと舞う。
わた雪 前述のとおり。
もち雪 たま雪やはい雪、わた雪が溶けかかった状態。団子状にしやすい。
べた雪 もち雪がさらに溶けて降る。団子のような感じ。恐らく、べた雪あたりが一番雪かきする時にしんどい。まあ〜重たいんですよ(苦笑)
みず雪 べた雪が雨に変化する状態。雨滴に近い。
新雪 積もったばかりの雪のこと。結晶の形が保たれている。
こしまり雪 新雪が少ししまったタイプ。降って数日経ち、結晶が壊れて粒になっている。
しまり雪 さらにしまった状態。スコップが立たないくらい固い。
ざらめ雪 前述のとおり。
しもざらめ雪 しまり雪が冷えて雪の中に霜ができた状態。とても珍しいタイプ。北海道など気温が低い地方でしか見られない。
こしもざらめ雪 しもざらめ雪の霜が小さいもの
 みず雪までの7つが降雪、新雪からの6つが積雪です。うーん、しもざらめ雪ってのは初めて聞いたなぁ。さらにさらに、これらの他にも降雪、あるいは積雪の状態を表す言葉として辞書に載っているものがあります。もうここまで来たら、それもどどーんと行っちゃいましょう。漏れがあるかもしれませんが、そこは平にご容赦を。
名前 説明
赤雪 紅色に色のついた雪。日本では春先に中国大陸で起こった黄砂が混じって降る場合に見られることがある。また、高山や極地の雪中でクラミドモナスなど微小生物が繁殖して紅色を呈する現象。べにゆき。
圧雪 降った雪が、踏み固められた状態になったもの。
泡雪 泡のように解けやすい雪。
淡雪 うっすらと積もった、やわらかで消えやすい雪。
薄雪 薄く降り積もった雪。
大雪 多量に降る雪。(=豪雪)
銀雪 銀色に輝く雪。積もった雪の美称。
細雪 細かに降る雪。
里雪 里に降る雪。特に、日本海側で平野部や海岸を中心に多量に降る雪を指す。
残雪 春になってもまだ残っている雪。(=宿雪)
垂り雪 屋根や木の枝などから落ちる雪。また、落ちた雪。(=しずれ雪)
秋雪 秋に降る雪。
終雪 その年最後の雪。(=名残(の)雪)
春雪 春に降る雪。
深雪 深く積もった雪。
早雪 例年よりも早く降る雪。
太平雪 大きな雪片の春の淡雪。
どか雪 一度にたくさん降り積もる雪。
涅槃雪 涅槃会(釈迦入滅の日とされる陰暦二月一五日(現在は三月一五日)に釈迦の報徳をたたえて行う法会のこと)の前後に降る雪。
根雪 降り積もった雪がとけずに残り、以後の積雪の下積みとなるもの。
斑雪 うっすらと降った雪。また、まだらに消え残った雪。
花弁雪 雪片が花びらのように大きな雪。
飛雪 風に吹き飛ばされながら降る雪。また、風に飛ばされる積雪。
微雪 雪が少し降ること。また、その雪。
衾雪 一面に白く降り積もった雪。
暮雪 夕暮れに降る雪。また、夕暮れの雪景色。
万年雪 高山などにある、一年中消えない雪。
山雪 山に降る雪。特に、日本海側で平野部よりも山間部に多量に降る雪を指す。
臘雪 陰暦一二月に降る雪。
 まあ、似たような言葉がいくつもありましたが、知らない言葉も結構ありましたね。季節の一端を表す「雪」。鬱陶しく思う部分もある奴ですが、その風情を楽しむのもまた一興、ですかね。