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続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

バンクーバー五輪13日目〜16日目雑感

 分けるのがめんどくさいので、まとめてやっちゃいます(笑) トータルの総括的なエントリは、また明日。
 13日目。この日はじっくり見ることができた競技が一つもなかったのでサクッと。スピードスケート・女子5000mでは穂積雅子が7位と、3000mに続いての連続入賞。これは橋本聖子さんや田畑真紀らに続いて4人目だか5人目の快挙とのこと。団体パシュートに向けて弾みがつく結果でしたね。石沢志穂も9位と健闘を見せてくれました。ショートトラック勢は男子500mで吉沢純平が、女子1000mで小沢美夏が準決勝に進むも、トータルで見れば完全にトップクラスからは置いていかれた印象。期待された桜井美馬は3種目とも予選敗退。厳しい現実を見せ付けられた格好です。独特なマシンカラーリングで一部話題(?)になったボブスレー・女子2人乗りの浅津このみ、桧野真奈美組は54秒台の壁を破る事はできませんでしたが、思っていた以上にやれていた印象もあります。


 14日目。まずはフィギュアスケート・女子フリー。スコア等はこちら。といっても、今日現在まだほとんどの選手の演技を見れてません(苦笑) なのでザクッと。ロビー活動がどうとか、陰謀論がどうとかは勝手に騒いでもらえばいいと思いますが、そういうのを抜きにしても、フリーに関してはキム・ヨナ(韓国)の圧勝だったかなと。とはいえ、演技構成点で9点台が3つってのはやりすぎでしょうけど(笑) 浅田真央はちょっと感情が内向きになりすぎたのかな?終わってからのインタビューで珍しく感情が溢れてしまって、見ていてちょっと痛々しくもありました。ただ、絶不調のシーズンを過ごしてしまった中、ここまで戻してきた。そして、トリプルアクセルにこだわり、3本とも飛びきった事は掛け値なしに賞賛すべきでしょう。5位の安藤美姫、8位の鈴木明子ともども、大変お疲れ様でした。そして、ジョアニー・ロシェット(カナダ)のメンタルタフネス差に、脱帽です。
 以下簡単に。スキーノルディック複合・個人ラージヒル渡部暁斗が9位、湊祐介が26位、小林範仁が27位、加藤大平が30位でした。渡部は風の影響で跳びなおしとなったジャンプで9位につけ、距離では順位こそ上げられませんでしたが、トップとのタイム差を(レース展開のアヤなどもあるので、単純に実力でという話でもないですが)10秒ほど縮めたのは立派。まだ22歳。次へ向けていいステップになったと思います。スキークロスカントリー・女子団体は9位。クラシカルの第1走の夏見円、第2走の石田正子がいい順位でリレーしましたが、フリーの第3走福田修子、第4走柏原理子で順位を落としてしまい、目標としてきた入賞は逃しました。しかし、最終種目である30kmクラシカルに向けて石田には期待感が生まれましたし、時代のエース候補である柏原に経験を積ませることができたのも大きいのかなと。次へのステップになれば幸いですかね。


 15日目。まずはスノーボード・女子パラレル大回転。竹内智香は予選10位で決勝トーナメントへ進出するも、1回戦2本目でコースアウトしてしまい敗退となりました。1本目で0.79秒の差をつけられての2本目だったので、序盤から当然フルアタックを敢行。実際にいいリズムで滑れていて、追いつくのも時間の問題、このまま行けば逆転も…という期待が芽生えたところでバランスを崩し逸走。競技人生をかけて日本を飛び出してスイスに居を構えてやってきたという話ですが、悔いの残る結果となりました。しかし、まだ27歳。優勝したニコリーン・サウエルブライ(オランダ)が30歳だった事を考えれば、そして、世界選手権で4位に入るなどの実力を持ってすれば、これからも十分やれるのかなと。また、家根谷依里は予選1本目を竹内より上位の9位(竹内の予選1本目は11位タイ)で終えたものの、2本目に大きくバランスを崩すシーンが2度もあり、タイムが伸びず21位で予選敗退。アグレッシブに攻めた結果ではありましたが、惜しいレースとなってしまいました。でも、家根谷もこれからでしょう。竹内とも切磋琢磨しあって、世界に挑み続けてほしいですね。
 以下簡単に。スピードスケート・団体パシュートは1回戦が行われ、男子はアメリカに敗戦、女子は韓国に勝利という結果でした。女子は次がロシア、かと思いきやまさかの自爆でポーランドに。これは、イケる?ショートトラックは、昨日予選を勝ち上がった吉沢、小沢が準々決勝に挑むもともに敗退。結果的に、1人も決勝へたどり着くことができませんでした。うーむ、無念なり。後、日本勢ではありませんが、カーリング女子決勝も観戦。スウェーデンが99%敗北というシチュエーションから見事に這い上がり、エキストラエンドにもつれる激戦を制して金メダル。結果的には、第9エンドでスウェーデンがカナダに1点「取らせた」ことが逆転に繋がったわけで、本当に奥が深いスポーツですよ、これは。


 16日目。まずはスキーアルペン・男子回転。佐々木明は18位、皆川賢太郎は1本目で転倒・途中棄権でした。1本目に関して言えば、かなり難しい旗門設定+もやがかかる悪天候の影響か、半数近くの48名が棄権・失格となるレースに。お互い攻めたことは確かで、でも結果がどちらに転がるかは分からないわけで。もっと言えば、30番台、40番台からスタートしなければいけなくなった過程の成績の影響もあるわけで。この2人はもちろん、惜しくも代表漏れとなった湯浅直樹や更なる若手の台頭などの活躍で、「再びW杯でシード権を奪う」ことをまずは目指してほしいかなと。そして、ベンヤミン・ライヒが4位に終わった事で、アルペン王国のオーストリア勢がなんとメダルゼロという結果に。様々な要素はあれど、少し歯車がずれればオーストリア勢でもこうなるわけで。逆に言えば、真摯な強化・成長が必ず好結果をもたらすわけで。頑張りに期待しましょう。
 続いてはスキークロスカントリー・女子30kmクラシカル。石田正子が5位、夏見円が31位でした。石田は「最後の5キロに(力を)取ってあるから、焦ったら駄目だ」という戦略のもと、実際にラストの5キロで3人だったか4人抜いての5位フィニッシュ。これは日本クロスカントリー界全種目含めての最高位とのこと。ガッツポーズを見せてのゴールも頷けますね。夏見はどちらかといえば短い距離を専門としているため、文字通り「チャレンジ」のレースでしたが、終盤ジワジワ順位を上げての31位。いいレースだったと思います。
 そして、ゴール前最後の直線(約200m)での、ユスチナ・コバルチック(ポーランド)対マリット・ビヨルゲン(ノルウェー)のマッチレースは興奮しましたわ。こバルチックは「ポーランド勢初の金メダル」が、ビヨルゲンは「五輪史上最高となる、1大会で4個目の金メダル」がかかっていたレースでしたが、残り10キロぐらいで先に仕掛けたビヨルゲンをコバルチックが追いかけ残り1キロで逆転。競技場へはセーフティとも思える差をつけて入ってきましたが、最後の直線を前にビヨルゲンが脅威の追い上げで並走状態になり、残り約200mはまさにデッドヒート。見ているこちらが息を詰まらせてしまうぐらいの長い長い戦いは、最後の最後でコバルチックがスキー半分前に出て、そのままゴール。今大会では男子個人スプリント決勝で、同じロシアのニキータ・クリウコフ対アレクサンドル・パンジンスキーがやはり最後の直線にて並走状態のデッドヒートを繰り広げましたが、僅差になりやすいスプリントとは違い、30kmというマラソンレースにおいてのそれですからね。こちらの方が本当に興奮しました。世界は、すごい。
 そして、スピードスケート・団体パシュート。注目の女子は、準決勝でポーランドを0.19秒退けて見事に決勝進出。そして決勝。相手はドイツ。先行逃げ切りで勝ち上がってきた日本と、追い込みで勝ち上がってきたドイツの対戦で、その通りレース残り2周を切ったところで日本が約1.7秒差をつける展開に。しかし、ここからドイツは3000、5000mで4位だったダニエラ・アンシュッツ・トーマスがまず1周、そしてラストの1周を3000、5000mで銀メダルを獲得したシュテファニー・ベッカートが先頭に立っての猛烈な追い込みを見せ、ゴールでは0.02秒差でドイツが大逆転を見せて、見事金メダルを獲得しました。かなり悔しいレースでしたけど、日本としてはやるべきことを3分2秒台が出ましたし、先行逃げ切りのレースの形は作れたので、これはもうしょうがないでしょう。ここまで全種目入賞者を出してきた女子にとっては、そして4回目の五輪となる田畑真紀にとっては念願のメダルですし、小平奈緒穂積雅子、そして出番はなかったものの高木美帆にとっては次への糧となるメダルなのかなと。そんなドイツの影のMVPは、アンニ・フリージンガーでしょう。その雄姿はフモフモさんのところをご覧ください。いや、申し訳ないけど、実際そのシーンをみたときには「これなんだ!」って笑っちゃいましたよ。でも、真剣勝負だからこそのシーンでしたし、むしろあのスライディングがなければ0.23秒差で負けていたかもしれないわけですし。…でもやっぱり今大会最高の爆笑シーンですよw