読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

バンクーバー五輪5日目雑感

 昨日は別エントリを書きあげるためにお休みしてしまいまして。今日2日分一気に振り返ります。まずは5日目。
 まずはカーリング、対アメリカ戦。スコア等はこちら。第3エンドまでは完全にアメリカの流れ。アイスリーディング(どれぐらいストーンが走るか、あるいはカールするかを読むこと)の面で日本が遅れをとり、特にスキップの目黒が読みきれていなかったことで常に微妙なズレが生じたことで、第2エンドにはスチール(不利と言われる先行のチームが得点を奪うこと)されて2点失うなど、厳しいスタートとなりました。しかし、第4エンドで大量失点の可能性もあったなかでスキップ・目黒萌絵がようやく会心のショットを放ち、このエンドを最低限の1失点で食い止めると、ここから一気に形勢逆転。刻々と変化するアイスコンディションにアメリカが対応できなかった(スキップ・マコーミックのリーディング、セカンド・ジョランスタッドのショットの不調)ことも相俟って、第5エンドに3点のビッグエンドを作って同点に追いつき、第6エンドで2点を許すも即座に第7エンドで再び3点のビッグエンドで逆転します。
 その後は、ようやくアメリカが変化するアイスコンディションに対応してきたこともあって、第8、9エンドはお互いが1点ずつ取り合い、日本が8−7と1点リード、アメリカが後攻で最終第10エンドに入ります。アメリカはここで同点に追いつけたとしても、不利な先行でエクストラエンドに入ってしまうため、ここで複数得点をあげて逆転したいところ。一方の日本は同点に追いつかれるにせよ、ブランクエンド(お互い得点なしのエンド。先行・後攻はそのままで次のエンドを迎える)にするにせよ、エクストラエンドまで見据えれば有利な状況。当然日本はディフェンシブな戦略(あまりストーンを残したくない)を仕掛け、方やアメリカはオフェンシブな戦略(出来るだけストーンを残したい)を仕掛ける形でサードまでのショットが終わりましたが、状況はややジャムゲーム(ハウスの中にストーンが数多く残る状況)の様相で、アメリカの流れ。目黒が自身の2投でなんとか複数得点の可能性を削りにかかったものの、マコーミックのショット次第ではアメリカの逆転勝ちもありえるシチュエーションでラストショットへ。マコーミックのショットは、(テレビ画面的に見て)右からカールしてくるドローショットで日本のナンバー1ストーンを僅かに弾いて中心近くにステイ。しかし、ウエイトがやや軽かった(ウエイト=ストーンの勢い、ウエイトが軽い=勢いが弱い)せいか、弾かれた日本のストーンもほぼ動かず中心に留まります。見た目ではどちらがナンバー1か分からず、緒戦からいきなりのメジャー投入。その結果は…日本がナンバー1ストーンと判定され、9−7で日本が勝利を収めました!
 正直、第4エンドを迎える前にはどうなることかと思いました。しかし、上でも書いたとおり目黒は第4エンドに復調して以降は冴えを見せてくれましたし、セカンド・本橋麻里、サード近江谷杏菜はショット成功率80%オーバー、しかも相手のセカンド、サードを10%以上も上回る素晴らしいパフォーマンス。リード・石崎琴美だけは五輪の緊張感からか最後まで調子が上がりませんでしたが、ここを経験したことで、次こそはやってくれるはず。何はともあれ、カナダ、中国という強豪との連戦を前に是が非でも勝ちたかった緒戦をものにしたのは大きいですよ。カナダ戦の結果がトリノ五輪と同じもの=勝利になるよう、全力で応援しましょう!


 続いては、フィギュアスケート・男子ショートプログラム結果はこちら。一応、下馬評どおりエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)がトップには立ちましたが、事前に言われていたほどの「絶対的存在」ではなかったなと。技術点が高くなるのは飛んでいるジャンプの質などを考えれば納得ですが、構成点において6点台があったり、振り付けや曲の解釈といった「表現力」の評価が思った以上に低かったりしたので。もちろん、フリーで全てジャンプを決めたとかなれば追いつかない可能性もありますけど、2位エバン・ライザチェック(アメリカ)、3位高橋大輔(日本)の金メダルの可能性も、それと同じぐらいあるのかなと。しかし、ライザチェックのつなぎが7.95かぁ。なんと言うか、あまりにも直線的でゴリマッチョな印象で、上手く繋がっているように見えないんですよねぇ、彼は。ステファン・ランビエール(スイス)が8.20で上回っているのは納得も、よっぽど高橋(7.50)やジョニー・ウィアー(アメリカ、7.45)、パトリック・チャン(カナダ、7.85)のほうが上に見えますけどね。
 4位以下でメダル争いという目線で言えば、4位織田信成(日本)、5位ランビエール、6位ウィアー、7位チャンまでが、上位3人が大きなミスをしてしまったところに割っては入れそうな感じ。織田は思った以上に構成点をもらえた(8点台が2つある)ことを考えると、ジャンプさえミスしなければ(飛びすぎ注意w)チャンスは大アリでしょう。8位小塚崇彦(日本)はこのまま入賞圏内をキープした上で、どこまで上にいけるかでしょうね。そして、メダル争いが期待されたジェレミー・アボット(アメリカ)、ブライアン・ジュベール(フランス)、トマシュ・ベルネルチェコ)の3人はいずれもジャンプが絶不調でそれぞれ15、18、19位というショッキングな順位に。アボットはともかく、ジュベールとベルネルはジャンプが成功してナンボな部分が強いですから、仕方ないですね。


 そのほかは簡単に。バイアスロン・女子10km追い抜きの鈴木芙由子は54位。しかし、10kmフリー同様1ペナルティーで滑りきったことは素晴らしいかなと。まだ21歳ですから、これからの成長に期待したいですね(って、まだあと2種目残ってますがw)。スノーボードクロス女子の土井奈津子は予選を9位で突破するも準々決勝3位で敗退。トリノ五輪7位の藤森由香は棄権でした。土井は準々決勝の相手が、最終的に金メダルを獲得したメール・リカー(カナダ)と6位に入ったネリー・メネロコズ(フランス)だったのはいささか不運だったなぁ。一方の藤森は、自身のブログにて公表しましたが、公開練習初日の転倒によるダメージが深刻なもので、ドクターストップがかかったとのこと。「これ以上の転倒は脳障害のリスクを負う」と言われてしまってはどうしようもないですよね。ブログの締めでは「ごめんなさい」とありましたが、そんなこと言う必要は(自分自身を納得させる意味合い以外には)ないですよ。いつの日か、またアグレッシブな藤森らしい滑りを見せてくれる日が来ることを待ちましょう。
 リュージュ・女子1人乗りの原田窓香は、3、4回目がそれぞれ20、26位でした。2回目に16位だったのでこの日も頑張りを期待しましたが、残念でした。スピードスケート・女子500mは吉井小百合の5位が最上位でした。吉井はベスト距離である1000mに向けていい調子を保っている印象ですが、小平奈緒は2本とも12位止まり。巻き返しは果たしてあるのか。岡崎朋美も2本目は39秒台。無念の結果となりました。新谷奈保美は2本目に10位のタイムをマークするなど、よく頑張ったんではないかと。