続々々・メガネのつぶやき

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 国別に目に付いたところをザクッと。
 イングランド。どちらかというと攻撃的な選手が目立つ格好ですが、一番目に付くのはやはりソル・キャンベルアーセナルカムバックですかね。正直トップオブトップでやるにはやや厳しいようにも思いますし、主力として迎え入れられたわけではないところですけど、それでもバックアッパーとしては十分すぎる補強で、ギャラスヴェルメーレンに次ぐ第3CBのやりくりに困っていた(と思われる)ベンゲル監督にとっても、悪くない判断だったのかなと。あとはバストゥルク。シュトゥットガルトでは完全に構想外(今季リーグ戦の出場が、なんとわずか9分!)だったので、こうやってお呼びがかかったことはシュトゥットガルトにとってもバストゥルクにとっても良かったのかなと。「モリシの生き写し」が動いているところを、久々に見たいんだけどなぁ…それも3月下旬までは叶わぬ夢か。
 イタリア。まずはパンデフでしょう。ラツィオでは不当とも言える「飼い殺し」により全くプレーする機会を得ることができませんでしたが、調停によりラツィオとの契約解除が認められて、即インテルへ移籍の運びとなった模様。しかも、インテルでは即座に左ウイングのポジションを得て、ミラノダービーでは貴重な追加点を取るなど、大いに期待に応えている様子。まあ、本人とすれば「プレーできる喜び」を肌で感じているところで、今は全てが漲っているでしょうから、今後も期待していいんじゃないでしょうか?一方、同じ境遇に立たされているレデスマは、調停で契約破棄が認められず、今後も飼い殺しが続くのでは?とのこと。事実を拾っていけば、パンデフがOKでレデスマがNGというのは、一応道理に適っているらしいんですが(長くなるので根拠は省略)、不憫ではあります。その他では、トーニの帰還(ローマへ)、ベッカム再び、積極的に動いたフィオレンティーナ、迷走するユーベといった感じでしょうか。ユーベは、フロントを刷新しないとどうしようもないんじゃないかなぁ?
 スペイン。まあ、特にはないか(笑) 一応目玉はドミンゲス。CLグループリーグにおける活躍が認められてのバレンシア移籍ですが、ビージャ以外に1トップをこなせる選手がいなかったバレンシアにとっては願ったり叶ったりな補強でしょう。
 ドイツ。なんと言ってもファン・ニステルローイでしょう。本人的にはW杯出場のために出番を求めた格好ですが、今季ホームスタジアムでEL決勝が行われ、そこでの優勝を真剣に目指している(と思われる)HSVにとっては、待望のエースストライカー獲得。(20節終了後の)チーム得点37は3位タイで得点力不足と言うわけではありませんが、最多得点者がボランチゼ・ロベルトウインガーのエリアで、FWのパンチ力不足は顕著でしたからね。もしニステルが爆発してくれれば、ELもそうですし、ブンデスでもまだチャンスは十分にあるかと。
 その他の地域。吉田、本田の日本勢は、是非とも活躍して欲しいなぁと。まあ、吉田はついてないことに怪我をしてしまいましたけど、本田はCLでの出場もあり得ますからね。ロビー・キーンセルティック移籍には驚きましたけど、本人が第3FWの座を嫌って常時出場できる環境を求めたのならば、それ以上言うことはないかなぁと。セルティックとすれば、奇跡の逆転優勝に向けていい補強だと思いますけどね。ガラタサライは積極的な補強を敢行。いずれも元クラブで出場機会を失っていた選手ばかりで、いいところに目をつけたと思います。シャフタールに入ったアレックス・サントス、コスタ両選手は、一部海外サッカー情報誌で注目に挙げられるほどの俊英。覚えておきましょう。ヨルゲンセンマルキオンニサンターナ、バルガスに押されて出番が限られていた中、W杯メンバーへ選ばれたい心理も働いての母国帰還。同様の理由で(じゃない部分もありますけど)ロビーニョもブラジルへ。これが吉と出るか、凶と出るか。