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続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

逆風の中で:第7部・地域プロ/4 観客数1位で破綻−毎日jp(毎日新聞)

 昨日も敗れて6連敗となったアパッチ。特に昨日は、第1Qを27−8という大量リードで折り返しながらの敗戦で、テレビの前で地団駄踏みまくったわけですが、そんなアパッチの、シーズン前のゴタゴタについて触れた記事が上がっていたので、そこから話を膨らませてダラダラと。


 まず、突然の運営会社変更についてですが、

観客数トップなのに破綻(はたん)−−。bjリーグ1位の観客動員数を誇っていた東京の運営会社が今季開幕直前の8月、経営の見通しが立たなくなった。
(中略)
破綻の謎解きも始まった。昨季のメーン会場・有明コロシアムは1万人収容。昨季の観客数はリーグ最多とはいえ1試合平均3244人(リーグ平均2246人)で、会場にはかなりの無駄があった。しかも、そのうち1000〜1500人は「無料券」を受け取った客で、収入に結びつかない。実態に合わせた会場に変更し、代々木第2体育館(約3000人収容)での開幕4試合の平均観客数は1500人程度だった。

 といった状況だった様子。うーん、やっぱりそういうことだったのね。まあ、運営が立ち行かなくなったから引き継いだ、という予想は容易に想像できましたし、実際、最近になって前運営会社が有明コロシアムの管理会社から、使用料未払いで訴えられたという話もでるぐらい逼迫していたようですし。それでも、結果として「体力が持たない経営」を続けてしまったことに関しては、「前運営会社は何しとったんじゃ!」と言われても仕方ないのかなぁと。そして、リーグ側からの働きかけに対し、一部の社員から持ち上がった時期尚早という声を押しとどめてまで運営を引き継いでくれたエクスターには、感謝の一言です。


 そういった状況の中、前運営会社はホームコートを有コロから代々木第二体育館への変更を計画した(現運営会社がそれを引き継いだ)わけですが、さらに現運営会社は「『まだ大きい』と、さらに小さな会場への変更を検討している」とのこと。確かに、今季ホームゲーム8試合の平均入場者数は、およそ1,440人止まり(招待券できていた人が純減、とも言えるが)。で、アパッチが該当する「興行的スポーツ及び文化的行事」「入場料を徴収する場合」「入場料の最高額4000円以下」という条件での代々木第二体育館の利用料を見てみると、1試合当たり116万+α(21時以降は延長料金を取られるみたい)(違うところを見ていたら、ごめんなさい)。去年まで使っていた有明コロシアムの使用料は、区分けがえらい細かくて算出するのがめんどくさいので(苦笑)会場変更で得したのか損したのかはなんとも言えない部分はありますが(観客数も違いますし)、少なくとも損をする変更をしたとは思えないので、多少の経費削減はできているんでしょう。さらに、来年の4/16、17に試合を行う墨田区総合体育館の使用料は、ざっと見た限りでは代々木第二の5〜6割程度で済みそうな感じ(ちなみに、3/6、7に試合を行う横浜市文化体育館も調べようと思ったが、ホームページに料金の詳細は載っていなかった)。まあ、ハコが小さくなってしまうことは寂しい部分もあるわけですが、でも、短期間での観客数の劇的な伸びや飛躍的な収入アップを期待できない(成績的にも…)のならば、支出を切り詰めるしかないわけで。雰囲気的にはキャパが小さくても満員になって声があふれた方が盛り上がる面もあり、都内に1,500〜2,000人規模で、こういったスポーツイベントの開催に耐えられる施設がいくつぐらいあるのかは分かりませんが、この墨田での試合の単体収支次第では、10−11シーズン以降の会場も規模縮小の方向で話しが進む気はしてます。潰れたら、元も子もないですから。そこからまた地道に固定客層を広げ、代々木第二なり有コロに戻ってこれれば、最高やん。
 さらに、「今季の予算は約2億円。チケットが完売できたとしても収入は1億5000万円にしかならず、スポンサー獲得は急務」という事実もあるよう。まあ、これは東京に限った話ではなく、バレーボールやフットサルなどの、他の「日本屋内スポーツ界」全体が直面する問題なわけですが、そこまで話を突っ込ますとえらい長くなる(調べるのも若干手間(苦笑))ので、今回はそこには触れないでおきます。


 と、ここまでいろいろ書きましたが、bjリーグが2011年以降も存在するかは、現在不透明な部分もあります。それは、2011年をメドに新しい「プロリーグ」を発足させる構想があるため。詳細はこちらをご覧ください。まあ、リンク先にも記述のあるとおり、依然として協会内にプロリーグを反対する声があったり、bjリーグJBL両者の運営方法や考えの隔たりは依然大きい部分があったり、プロ化となった場合にJBLのチームの母体企業(東芝トヨタ自動車など)が継続してチームを持ってくれるのかなどなど、スムーズに移行できるのか全く予断を許さない状況で、本当に上手くいくのかは、若干眉唾に思うところも正直あります。
 しかし、現状いろいろな面で「食いあってる」部分があるのは疑いようのないところで、それを解消できた上で、1つのリーグに全てのリソースを投入できることができれば、興行面でもレベル面でも向上することが大いに期待されます。個人的には、bj主導で話を進めるべき(JBLトップの話を見聞きすると、「プロの運営」を期待できない気が…)だと思っていますが、どのような形であれ、質でも量でも日本バスケット界の「ピラミッドの頂上」として恥ずかしくないリーグが生まれることを願っています。