続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

09−10 その29 リバプール−マンチェスター・C

 お久しぶりです。ってくらい久々に欧州サッカーのゲームを90分見ました。前回(その28)が10/29ですからね。で、久々の観戦にチョイスしたのがこのゲーム。事情は違えど、なかなか勝ちに恵まれない近況を送っている両チーム。勝ちを得ることは出来たのか。


リバプール 2−2 マンチェスター・C
スコア:50分 M・シュクルテルリバプール
      69分 E・アデバイヨル(マン・C)
      76分 S・アイルランド(マン・C)
      77分 Y・ベナユンリバプール


 終わってみれば、痛み分け。実際に痛みを伴う引き分けでした。
 リバプール。立ち上がりから激しさを前面に出して、「アンフィールドでは無様な試合は出来ないぞ!」という強い気持ちが感じられました。しかし、アッガーがセットプレーでの競り合いで出血し、その量がちょっとひどくてそのまま交代、そして、18分にはバベルも足首を負傷し途中交代。今季ここまでも多くの、いや、多すぎる怪我人に苦しんできたわけですが、もはやここまでになると同情すら通り越してしまうレベル。ホントに、どっかでお祓いでもした方がいいんじゃないか?と思ってしまいましたよ。
 そんなメンバーが全く揃わない状況なので、試合運びも拙くなってしまうのはやむを得ないところとは言え、ベニテス監督はちょっと無策すぎたのかなぁというのが正直な感想です。まず、トーレスがいない、かつ、ベンチに「相手も背負えて裏にも抜け出せる」タイプがいない中、なぜ1トップにこだわるのでしょうか?もちろん狙いとして、いわゆる「ゼロトップ」のような攻撃をしたいという意図が見える部分もあったわけですが、それであればもっと2列目の選手(この日はバベル、ジェラード、カイト)の運動量と3列目(ルーカスとマスチェラーノ)の選手の飛び出しがないとダメでしょう。エンゴグの1トップもちょっとひ弱すぎて心許なかったですし。アクイラーニが不安なく使えるようになればまた話は変わってきますが、今使えるメンバーでのベストは、ジェラードをボランチに落としてマスチェラーノと組ませ、サイドにカイトとベナユン、2トップにバベルとエンゴグという4−4−2でやるべきじゃないかなぁというのが素人の戯言です(笑)
 もう一つ、とにかくセットプレーの守備が酷すぎますね。1失点目がセットプレーからの失点だったんですが、解説の粕谷さんは「これが今季(セットプレーでの失点が)2ケタに達したのでは?」と言ってました。そこはちゃんと集計していないので分かりませんが、まあこのシーンを見ればそれもやむなしと言わざるを得ないくらい酷かった。リバプールのセットプレーの守備と言えば、「ゾーンとマンマークの併用」がお馴染み。具体的に言うと、ゴールエリアの狭いエリアはゾーンで4〜5人が守備し、その外側のエリアでは3〜4人がマンマークでもって相手のターゲットを抑えるという形で、2シーズン前までは、どこのチームもこの形を破るのに四苦八苦していて、「リバプールからセットプレーで点を取るのは厳しいミッション」と言われるまでの堅さを誇っていました。しかし、昨シーズンあたりからちょっとイージーな失点を喫するシーンは見え始めていて、今季ついに崩壊。ゾーンの方は、一人ひとりが受け持つエリアが狭いがゆえにスタンディングジャンプが多くなり、人と人の間にスッと入られた時にステップを踏んで間合いを詰め切れないシーンが多く見受けられますし、マンマークの方は、単純に振り切られる、しかも振り切った後に攻撃側の選手はゾーンのエリアには飛び込まず、そのわずか外側でボールを受けるように動くことでフリーになれる、という形も見られるように。この日の失点もまさにゾーンとマンマークの狭間を突かれるような形でフリーにしてしまっていて、もうこの守備の仕方は一回止めた方がいいと思いますよ。
 人がいないのは分かります。サッカーに集中しきれない外野の状況もあります。でも、ベニテス監督はちょっと頑固すぎるかなぁと。1つの戦い方を貫くことというと聞こえはいいですが、いないときに何ができるか、あるいはセカンドチョイスをチームとして持っているか、という点で他のビッグ3に比べて(今季は)弱い、そこが成績に表れている気がします。


 マン・Cも短く。これで6連続引き分け。この試合も特段悪いところはなかったし、2−1とした時点で私は勝ったと思いましたが、言ってしまえばその後1分で追いつかれてしまうメンタリティーの弱さ、「勘所」を感じきれない勝負弱さがその原因なのかなぁと。どちらかというと、まだ「リアクション」なサッカーをしてますしね。ただ、今季はベースを植えつける時期なはずで、オーナーサイドがそれを我慢できるのなら、近い将来楽しみではあります。