読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

続々々・メガネのつぶやき

主にFC東京、サッカー、当たらない競馬予想の3本立て。思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

初のアウェー

 と言うわけで、埼玉−東京の試合を見に、所沢市民体育館へ行ってきました。まず、ハコについて話をしますが、平成16年開館という新しい施設で、アリーナの広さだけで言えば、代々木第一レベル(座席数は劣りますが)。新所沢駅から10分とかからず行けますし、空調も問題ないですし、備え付けのスクリーンがあってビジュアル面でも問題なしと、かなりいい体育館でしたね。確実にまた見に来たいと思わせるハコでしたよ。さて、試合について。畳みます。


 スターターは康平、スパークス、板倉、中村、アシュビーの5人。サイズで見劣ることは、戦前からロースターのデータを見るだけで一目瞭然でしたが、さらにニック・デービスがアップを全く行っておらず(怪我ですかね?結果的に1分もプレーせず)、さらなる苦戦が予想されました。
 しかし、立ち上がりから主導権を握ったのはアパッチ。埼玉の攻撃が硬かったこともありましたが、開始から3分12秒で8−0までリードを広げる、これ以上ないスタートでした。さすがにそこで埼玉もタイムアウトを取り、直後のオフェンスで得点をあげましたが、依然埼玉の攻撃が堅く…と言うよりは、この時間帯はアパッチの各選手のディフェンスが非常にタフで、イージーバスケットを許していなかったことがスコアにそのまま表れた感じ。中でも、ニックの代役としてスターターで起用された中村が開始6分でリバウンド5つをもぎ取る出色の内容で、相手にセカンドチャンスを許さなかった(オフェンスでも1ついいリバウンドからのシュートがあった)ことが効いていましたね。
 ただ、ここからの4分間が振り返れってみれば1つのキーポイントだったと思うんですが、埼玉がディフェンスをマンツーマンから2−3のゾーンに変えてきまして、それがまともに嵌って東京は一気に攻めの勢いが減退してしまいました。どうしてガクンと落ちてしまったのかは(そこまでバスケに詳しくないので)分からない部分もありますが、1つ言えるのは、外からのシュートの精度、そもそものシュートセレクションが悪くなってしまったかなと。これは、インサイドがアシュビーしかいなくて(中村はローポストで勝負しなかったのかできなかったのか…)、ゾーンをインサイドに収縮させられなかったからと推測。であるならば、ディフェンスで何とか耐えたかったところですが、埼玉がいいディフェンス、そこでのリバウンドから守→攻のトランジションを早めて攻めに来たのに対し、東京は攻→守のトランジションの遅さから走られる、あるいは相手を捕まえきれずにコーナーでフリーにしてしまうという、もはや悪癖と言っていい守備の甘さを見せてしまったことでみるみるうちに点差がつまり、最大13点差をつけていたのに、終わってみれば4点リードに縮められて1Q終了となりました。
 第2Qは立ち上がりこそ一進一退でしたが、(何分からはメモできていませんが)再び埼玉がゾーンに変えてきたあたりから、徐々に流れは埼玉に。中村とアシュビーがインサイドで踏ん張ってなんとか食らいつく姿勢は見せましたが、第1Qに引き続き外からのシュートがなかなか決まらず、そのリバウンドを拾われては速攻・遅行織り交ぜた攻撃を決められ、残り1分12秒の時点では7点リードを許す形に。その後どうにかフリースロー6本連続成功(インサイドへのドライブが効いていた時間帯でもある)もあって37−34で前半を折り返しました。


 後半。第3Qの立ち上がりはお互いターンオーバーが多く、しかしそれをスッキリした形で得点につなげられなかったことで、はっきりとどちらの流れとは言えない展開に。しかし、その中でも埼玉が大事なところで3Pを決めることに成功し、リードを奪い続けました。さらにタイミングよく三度ゾーンを埼玉が敷いてきたことで、正直(開幕戦のイメージも相まって)ここでズルズル行ってしまいかねないなぁ…という不安が頭をよぎったわけですが、ようやく上手くインサイドへボールが入ってからのアシュビーのダンクや、スパークス、康平の3P(残り5分強で3本成功)などでゾーンを破って食らいつき、54−52と1点縮めていよいよ最終Qへ。
 先ほどゾーンを破ったことでマンツーマンでの勝負になり、アシュビーがさらにインサイドでガツガツ行けるようになったことで、残り7分11秒の時点で久々にリードを奪うことに成功。しかし、その直後のオフェンスであっさりと得点を、しかもカウントワンスローのおまけつきで許してしまい再逆転。ここを1本止めていられれば…というのは後の祭りな訳ですが、この時はそこまで思う余裕はなく、試合に集中。この後は一進一退の攻防が続き、埼玉は外国人選手のインサイドを中心に、アパッチはアウトサイドのシュート中心に得点を重ね、残り53秒の時点で74−70と埼玉の4点リード。攻撃は埼玉。シチュエーションとしては、お互い残り2回ずつ攻撃をし、アパッチから見れば2本とも止め、2本とも決めて延長、あるいはどちらかで3Pを決めて勝利をもぎ取ることが最高のシナリオ。残り36秒で埼玉の清水がシュートを放つも、リングに弾かれ喜んだ…のも束の間、ウッドヤードがルーズボールをタップインして76−70に………。これが決定打。その後アパッチも1つゴールを返しますが、結局76−72で試合終了。埼玉はこれで4連勝、アパッチは3連敗となりました。


 まあ、ニックがいればどうなったか分からないゲームではありました、と負け惜しみたい内容ではありました。ただ、ニックの代わりにスターターとして出場した中村が8得点13リバウンドと、今季のニックのアベレージとほぼ変わらないスタッツを残してくれたことはかなり嬉しかったですね。11/10付けのエントリで、

(康平、スパークス、アシュビー、ニックは)もちろん代役不在の頼れる選手たちではあるんですが、ここまで酷使してしまうと怪我が本当に心配でして。特にニックとアシュビーについては長期離脱は絶対避けたいところで、個人的にはサイズの低下等には多少目をつぶってでも、もっと中村、比留木を上手く使って、ニック、アシュビーの負担を減らしてほしいと思っているんですが…

 と書いたばかりで、ニックがダメで中村がスターターだと分かった時には、正直言って期待半分、不安半分でした。実際、サイズのミスマッチを突かれて押し切られるシーンが少なくはなかったわけですが、それを忘れさせるぐらいディフェンス面での頑張りは伝わってきました。13リバウンドは本当に素晴らしい数字ですよ。ニックがどの程度ダメなのかは分かりませんが、これを継続して見せてくれることを期待します。
 そして、試合前(ニックが出れないと分かる前)に一番注目していたスパークス。16得点11リバウンド4アシスト、数字だけ見れば十分貢献したと言っていいでしょう。アンセルフィッシュなプレーヤーという印象を受けましたし、アウトサイドシュートの精度は及第点より上だと思いますし、何より驚いたのが跳躍力。ポジション的にはSGだったと思うんですが、そこで11リバウンドを奪ったり、前半には康平のパスからアリウープを決めたり、そのいずれもがゆうにリングに手が届く高さのジャンプで、これは本当にすごかった。もう少しチームとして「スパークスのドライブイン」を武器として使えるようになれば…という妄想がすぐに頭に浮かびましたよ。若干持ちすぎな嫌いがある点だけは気になりましたが、いい補強をしたと思いますね。
 一方、康平は13得点5アシストと数字こそ残しましたが、大事なところで仕事が出来なかった印象。レフェリングに常にカリカリしていた感じで、ちょっと集中しきれてなかったのが残念でした。また、仲西、仲摩、呉屋といったベンチメンバーがアクセントになれていなかったのも残念だったかなぁと。特に仲西は、今季はベンチからでも6〜8点取ってくれないと困る、ってぐらい期待していて、実際開幕戦は良かったイメージがあったので(この試合前までは平均8.0点)、ちょっとガッカリ…。まあ、次だよ次。


 今季生観戦2戦目、またしても勝利を見届けられませんでした。オフェンス、ディフェンスともにまだまだ整理しなければいけない点は多々あるような印象は受けましたが、それでもようやくメンバーが固まってきて、ハーフコートゲームになった際のディフェンスのタフさは、開幕戦とは雲泥の差だった(=良くなっていた)のは、嬉しかったと言うか、ホッとしたと言うか。まあ、負けはもちろん悔しいんですが、開幕戦以上に「光明がある敗戦」だったと思ってますし。
 次回は、12/16、17@琉球戦のどちらかを見に行こうと画策中。昨年のファイナルのカードで、沖縄は引き続き好調を保っているようなので、非常に苦しいゲームになるとは思いますが、楽しみなカードであることは間違いないところ。3度目の正直で、勝ちゲームを見ることが出来るのを期待したいところです。