続々々・メガネのつぶやき

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09−10 その20 ミラン−チューリッヒ

 結果はもうご存知の方が多いと思いますが、どんな風にしてミランが一敗地に塗れたのか(あ、結果言うてもうたw)を確認したくて、再放送で見ました。9/30の試合です。
ミラン 0−1 チューリッヒ
スコア:10分 H・ティヒネン(チューリッヒ


 問題のミラン。攻撃はまだマシな部分は見えました…と言っても、パトのスピード、ピッポのポジショニングと裏への抜け出し、セードルフの気の利かせ方といった個人技がかろうじて点で繋がっているだけの危ういもの。フンテラールがどんなものか見たかったけど(3枚目の交代で使いたかったはずも、ネスタがコンディション不良で下がらざるを得なくなり、出番なし)評判はいまいちだし、ボッリエッロは怪我が多いし、ロナウジーニョは「立ったまま」のプレーばかりだし、ピルロもこの日は存在感が気迫だったし、ヤンクロフスキは全くダメだったし。チャンス掴みまくりのピッポ(だったけど、オフサイドかかりまくりなのだけは…(苦笑))意外では、唯一右SBのアバーテが積極的なプレーと正確なクロスで目立っていましたが、ハーフタイムの謎の2枚替えで右SHにポジションを上げてからは、逆に窮屈そうにプレーするばかりになり消滅。っていうか、この展開でセードルフ下げるとか考えられないでしょ、レオナルドさんよ〜。この瞬間、私の中では「あ、レオナルドじゃきついな」と思ってしまいました、すげぇ上から目線で恐縮ですけど。
 そんな攻撃に輪をかけて酷かったのが守備。(前半の)ネスタはいいときに近づいてきたな、という感じはありましたけど、それだけ。4バックのラインコントロールは全くままならず、両SB(特にヤンクロフスキ)の絞りやスライドも甘いため、ギャップが生まれまくり。言い方は失礼ですけど、チューリッヒ相手にこのザマですから、レアルを相手にしたらと思うと…悪いイメージしか浮かんでこないですよ。正直、批判は甘んじて受け入れる覚悟で、レオナルドに見切りをつけたほうがいいと思うんですけどねぇ…。時期尚早すぎますかね?
 チューリッヒ。よく見ればフィンランド代表のティヒネン、スイス代表のマルゲイラツ、フォンランテン、ナイジェリア代表のオコンコなど代表レベルの選手が少なくなくて、個人技はしっかりしてましたね。中でもマルゲイラツとエーゲルターの縦に並んだ2人の貢献度が非常に高く、そこにフォンランテンやデュイッチなどが絡むとしっかりチャンスを作れるのはポジティブな驚き。マルセイユとの連戦が楽しみになりましたよ。マルセイユも好きだから、ちょっと複雑なんですけどね…。