続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

09−10 その11 ラツィオ−ユベントス

 2節続けて、オリンピコでのアウェーゲームとなるユベントス。ローマにはジエゴの活躍で3−1と勝利を収めましたが、今節は果たして。
ラツィオ 0−2 ユベントス
スコア:72分 M・カセレスユベントス
     94分 D・トレゼゲユベントス


 いやぁ、とても面白い試合でした。たとえ0−0で終わっていたとしても、そう言ってたと思います。
 攻守ともにお互いに通ったやり方をするチームだった感じを受けました。中盤ボックス型の4−4−2で、両サイドからの攻撃(ユーベは右カモラーネジ、左グロッソラツィオは左のコラロフ)をメインにしてのそこからのクロスを中心に攻める形もそうですし、それに対してユーベはキエッリーニラツィオはディアキテを中心に守備陣がはね返し続けたこともそう。非常に攻守が拮抗していて、お互いが満遍なく攻め、満遍なく守る試合展開となり、時間の経過が早く感じられました。
 その中で何が勝負を分けたかを見つけるのは難しいところですが、ユーベの1点目に関して言えば、完全にカセレス個人の判断の良さとしか言いようがありません。通常であれば、サイド深くに走りこんだマルキジオにパスを出した時点で、すでにカセレスが追い越していけるスペースはなく、SBとしてはそこでプレーをやめても全く問題ないんですが、そこでカセレスペナルティエリアの中に入っていきました。結局はマルキジオのクロスがカセレスの前にこぼれ、これを冷静にゴールへ叩き込んだわけですが、あそこでペナルティエリアの中へ入っていくアイデアがあったことが素晴らしかった。このあたりは、さすが南米選手!でいいでしょうか?つまるところ、この試合が2−0になった差は、ユーベの選手にはこういうプラスアルファがあって、ラツィオの選手にはそれがなかった。もっと言えば、ラツィオサラテ、ロッキ(怪我)、パンデフ、レデスマ(揉めて戦力外中)がいなかった、それぐらいの差だったように思いました。