続々々・メガネのつぶやき

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J SPORTS|コラム【ツール2009】第21ステージレースレポート

 レポート冒頭にもあるとおり、ここまでの20ステージで24人ものトップオブトップがリタイアする本当に過酷な大会であることを改めて数字で知り、そんな過酷なレースを初出場の日本人2人が無事に完走したことに本当に感動し、しかも、別府がシャンゼリゼでアタックをかけて成功させ、敢闘賞までもらうおまけ付き。新城もこの日はゴールスプリントに参戦し、20位フィニッシュと頑張りましたし。ほんとに、ほんとにお疲れ様でした。
 今年も終りましたね。サイクルロードレースは昨年から本格的に見始めて、ツールもこれが2回目でしたが、日本人選手の一挙手一投足を実際のレース映像やバックステージレポートなどを見ると、改めて「世界一過酷な大会」と言われる所以がどこにあるのか、その一端を知ることが出来たように思います。そして、観戦初心者の人ほど3大グランツール、その中でもトップであるツールを見るべきだと感じましたね。だって、ツールを見れば、今の世界のトップ選手はどこの国の誰で、どのチームに所属していて、得意分野(総合、スプリンター、クライマー)がどれで、どんなバックボーンを持っていて、誰とどんな関係性があるか、一目で分かるから。今回のツールでも、たくさんの選手の名前と顔、特長を覚えることが出来ました。確勝ジャージを争ったトップ選手はもちろんのこと、「下りのスペシャリスト」ルイス・レオン・サンチェス(ケース・デパーニュ)*1「逃げ命」アレクセイ・イグナチェフ(チーム・カチューシャ)、「涙の優勝」ハインリッヒ・ハウッスラー(サーヴェロ・テストチーム)、「カヴを支えるスーパーな発射台」マーク・レンショー(コロンビア・ハイロード)、シルバーコレクター」サンディ・カザール(フランセーズ・デジュー)、「別府・新城より小さい?」サミュエル・ドゥムランコフィディス)、「アホの子」トマ・ヴォクレールブイグテレコム)、「大事なことだから3回言います」ブリース・フェイユー(アグリチュベル)、「孤独なスーパー・ヒルクライム」ケニー・ロバート・ファンヒュンメル(スキルシマノ)など、個性溢れる選手がたくさんいたことを知れたのが、ほんとによかったです。
 この後もグランツールではブエルタ・ア・アエスパーニャが9月にありますし、その他ワンデーレースがまだいくつもありますし、日本でもジャパンカップがあって、サクソバンクとリクイガスの参戦が決まったという話もあって、今回覚えた選手がまた各所で活躍する姿を、そして日本人選手のますますの活躍を期待しつつ、これからも見ていければなぁと。お疲れ様でした!!!

*1:放送ではよく「LLサンチェス」って言われてましたね