続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

第1回お笑いトークラリーを見てきた

 今日はおわライター疾走等々でお笑いファンの方にはだいぶお馴染み(なはず)のラリー遠田さんpresents「第1回お笑いトークラリー」を見てきました。構成としては、第1部がラリーさんと織田さんによるトーク、第2部がダイノジ大谷ノブ彦さんを迎えてのトークで、しめて3時間ほどのイベントでした。
 内容的には今回出版した「PLANETS」に関すること、ラリーさんの活動・評論について、松本人志論(って書くと怒られます?)、休憩入れて、大谷さん入りーの「芸人にとってブログとは?」、「M−1って何ぞや?」「ダイノジ単独ライブの告知」という感じだったでしょうか?ただ、テーマにとらわれすぎることなく、いろんな話が聞けて、個人的には大満足の3時間でした。細かい一つひとつのネタについては…思わぬ地雷になる部分もあるかもしれないので、載せません(苦笑)
まあ、各自いろんなツテがあってきたんだとは思いますが、100人レベルのお客さんが集まったことには、素直に驚きました。どんな心づもりで来たのかは各々違うと思いますが、(個人的な印象として)製作側ではなく市井側に近い語り口をするラリーさん、織田さんという顔ぶれでこれだけ人を呼べるということは(大谷さん効果も確実にあったとは思いますけど)、評論とか批評というレベルには至らないまでも、お笑いについて市井の老若男女が「語る」ことの敷居は確実に低くなっていて(それを面白いと感じるかどうかは個人の問題)、再びお笑いというものが「大衆化」してきているのかなぁと。その中で、「通(ぶる人も含む)な人」と「世間一般の人」との語りの齟齬を埋めるために、あえて「ツッコミどころ」を残す・作る形で芸人さんやバラエティ番組に対しての意見を書かれているラリーさんや織田さんの存在っていうのは、実に大事なポジションなのかなぁという風にも感じた次第です。
 また、大谷さんの語りも凄く…凄く…うーん、なんて書いたらいいんだろ、面白いって書くと軽いし、参考になったって書くと堅いし、良かったって書くと偉そうだし…まあ、そんな感じ(えー)。とにかく製作側にいるということを差し引いても、膨大な知識量から生まれる新旧問わずの芸人さんに対する自分なりの確たる目線は説得力がありました。「中の人が中のことを語ることのデメリット」をまるで恐れてなくて、単純に「俺はこうなんだ、お前はどうなんだ?」という対話をブログ等を通じてやりたいという、揉み手とか擂りよりとかいう陳腐なものじゃない形で市井側に下りてきてくださってる、とても貴重な方だと思います。これから、ブログ読ませていただきます(今更!?)
 突然話は変わりますが、私は最近、あまりバラエティを見た感想をブログに載せていませんでした。この間のアンタッチャブル・山崎さんをフィーチャーしたアメトーークについて書いたのが、本当に久々だったくらいで。というのも、ある時ふと、ここ1、2年でパターン化した「ショートネタスタイル」という形に対して、どう楽しんだらいいんだろ?と単純に自問してしまい、短い時間に凝縮された「刹那的」笑いに対して「余韻」を残せないでいたから。ネタを見る、笑う、でも「ここはこうだったな〜」って思う前に、もう次がやってくるわけですよね、レッドカーペットなんかは。一時期は録画したものをもう1回見たりして感想をブログにアップしてたこともあったんですが、果たしてそれが「ショートネタ」に対する正しい見方なのか?とふと思った時に、そこで止まってしまいました。ただ、今日このイベントに来て思ったのが、「市井のブロガー程度なら書きたいこと書けばいいじゃん」ということ。「刹那的に思ったことをメモ書き程度に残しておくこと程度でいいじゃん」ということ。その一つひとつが知識の積み重ねになって、また次への欲求が生まれてくるんじゃないかなぁと。そして、「現場主義」。実際に目で観て、耳で聴いて、肌で感じる。これですね。それを自分の中で結論付けられただけでも、このイベントを見に来た甲斐はありました。
 最後に、出演者、スタッフの方々、大変お疲れ様でした&ありがとうございました。ラリーさんと織田さんはすぐに大阪でもトークライブがあるようなので、そちらの成功も祈っております。また、終了後の簡単な打ち上げの際に、短い間でしたが「一汁一菜絵日記帳」のにづかさん「死んだ目でダブルピース」のkaratedouさん長春豆さんとも、お話ができてホント楽しかったです!M−1の1回戦、ゆるーく狙ってみます(笑)