続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第1節&J2第1節 結果斜め読み

J’s GOAL|Jデータ|J1第1節結果
J’s GOAL|Jデータ|J2第1節結果

 もちろん全部の試合を見れているわけではありませんが、スカパーの「Jリーグアフターゲームショー」でのハイライトや、エルゴラのマッチプレビューなどを見聞して感じたことを、可能な限り毎節書いていければと思います。


 まずはJ1。今節はここまで東京1−4新潟、鹿島2−0浦和、大宮0−0清水の3試合を見ることができたのでそこから。東京−新潟は土曜日のエントリをご覧いただくとして、鹿島2−0浦和は鹿島の完勝でしたね。一言で言えば「熟成度の違い」になってしまうんでしょうけど、こればっかりは浦和がリビルディング中なので致し方ないでしょう。そして、鹿島のこの日の浦和の弱点が「(浦和が)攻めている時の守備(相手2トップに対して2枚(同数)で守る形が多く、リスクヘッジしきれていない)」にあると見た途端、取ってから素早く前線に放り込んで同数、あるいは押し上げによって数的優位のシーンを作って攻めきるカウンターサッカーに、チーム全員がスッと切り替えられる柔軟性は素晴らしい限り。2得点とも浦和のセットプレーからのカウンターでしたし(1点目はオフサイドっぽかったですけど)、あと2つぐらい同じ形がありましたしね。また、守→攻だけではなく攻→守の切り替えも非常に早く、その部分で後手を踏んだ浦和との差が非常に印象的でした。ウチは次節浦和と当たりますが、この鹿島の戦い方は参考にすべきでしょうね。そのためには、浦和の攻撃を耐え切るのが大前提にはなりますが。
 大宮0−0清水は、ホームの大宮が押し気味に試合を進めながらもスコアレスドローで終了。大宮は「取ってから早く」という形を多くしたいとのことでしたが、J1初挑戦となる藤田がポストプレー、裏への飛び出し、前線からのプレスのいずれもなかなかいいプレーを見せられたことで、ある程度コンセプトどおりに運べたのかなぁと。あと、マトが素晴らしい。レアンドロを出してまで新しく取るの?と疑問に思う部分もありましたが、人への強さはレアンドロ以上という印象を受けました。マトがチャレンジ、富田がカバーという相互関係を深めていければ、守備の堅さは維持できそう。あとは、攻撃が「惜しい」止まりにならないことですかね。去る木曜日の順位予想では「丁半博打が外れて17位」にしましたが、攻撃陣次第では大ハズレの予感です(苦笑) 清水は…あまりこれ!という印象がありません。まあ、途中から「引き分けでいいか」みたいな流れになりましたし、継続路線ですから変化が目立たない部分はあるんでしょうけどね。
 その他では、やはり磐田2−6山形&横浜FM2−4広島でしょう。広島は前評判通りすぎるスコア(攻撃はすげぇ!守備はちょっと不安)で思わず笑っちゃいましたけど、山形はビックリしましたね。磐田が酷すぎたのもありますが、長谷川があと2つ決定機を逃してもなお6得点ですからね。ど頭1発目としては、これ以上ないアドバルーンを打ち上げられたかなぁと。そして磐田。記憶が正しければすべてサイドからのクロス(wセットプレー、グラウンダーパス含む)による失点。とにかく人にもつけてなければ、ゾーンを埋め切れているわけでもなく、「やる気ある?」といわれても仕方ないシーンばっかり。5、6失点目は完全に集中力が切れちゃいましたしね。他にも、やっぱりボランチがダメみたいですし、攻撃も単発・個人技頼みとのことで、例えばこの後3連敗ぐらい喫しようものなら、残留の道は果てしなく険しいものになりそうです。まあ、だからと言ってまたやり方の根幹を変えてしまうんじゃ、もっとダメでしょうけど。なんか「進むも地獄、戻るも地獄」になりつつある?
 名古屋3−2大分はダヴィ凄ぇ!の一言。「外」しかなかった名古屋に「中(縦)」が加わるとなると、こりゃ手強い。大分は金崎が試合を決め切れなかった(得点後も2、3決定機があった)のが残念ですが、3失点はらしくないスタートです。千葉0−3G大阪も意外といえば意外。というのも、ガンバがあのゼロックスでの大敗からわずか1週間でここまで戻せるとは思っていなかったので。加地が再び怪我を負い(左膝前十字靭帯をやってしまった可能性ありとのこと)、明神、レアンドロチョ・ジェジンがまだ週2試合は厳しいらしいので、ACLとのやりくりをどうするかは不安材料ですが、面子が揃えば強いことは、改めてはっきり分かりました。千葉はもう少しやれると思ったんですが…プレシーズンマッチでほとんど勝てなかったらしく(ブコメにてご指摘ありました)、その課題を修正できなかったということなんでしょうかね?川崎1−1柏はやや柏寄りのゲームだった模様。1失点は喫しましたが、マッチプレビューを読む限りは「守ろうと思って守れた」という評価ができそうな内容で、上位陣からこういう内容でしぶとく勝ち点を拾っていけるようなら、やっぱり台風の目になりそうな気もします。川崎は前半中村が押さえ込まれて何にもなかったようですが、後半横山が投入されて4−1−4−1になり、その横山がシンプルにボールを捌き始めてからようやく流れが生まれたとのこと。いつまでも中村におんぶに抱っこでは辛い部分もあるでしょうから、「第2司令塔」の台頭は待たれるところですね。ウチも梶山に次ぐ第2司令塔が欲しいぜ。京都1−0神戸は…特になし(笑)


 続いてJ2。戦前の上位候補ではC大阪、湘南、仙台が好スタートを切り、福岡、甲府がそれぞれ昇格組の富山、岡山に勝ち点1しか拾えなかった様子。ヴェルディも徳島と引き分けですね。C大阪はハイライトを見る限りは、今年も「次から次へと前線へ人が出てくる」形が見られそう。決定機だけで言えば、あと2点ぐらい取れてそうでしたし。あとは守備がどんなもんか。こればっかりは一度じっくり試合を見ないと何とも言えません。マルチネスとチアゴがどんな選手かは興味あるので、早々に上手く再放送で引っ掛けて見れればと。湘南は噂通りの4−3−3。となると、阿部ちゃんは結構出番がありそうで嬉しい限り。さっそくゴールを挙げましたしね。チャントが東京時代と全く変わらないものだったのは、発見でした(笑)