続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

08−09 その49&50

 ポーツマスリバプールノースロンドンダービーについて。フルパワーで見たわけではないので、ごく簡単に。
ポーツマス 2−3 リバプール
スコア:62分 D・ニュージェント(ポーツマス
     69分 F・アウレリオ(リバプール
     78分 H・フレイザルソン(ポーツマス
     85分 D・カイト(リバプール
     90分 F・トーレス(リバプール


 個人的には、ポーツマスが勝ち点を3つ落とした試合だったかなぁと思ってます。もちろん、トータルで見ればリバプールが押し気味に試合を進める時間の方が長かったですが、「ボールを取ったらシンプルにクラウチに当てる」or「クラニチャールから両サイド(あるいは3バックの裏)へ素早く展開する」という2つのシンプルな攻撃が思った以上に効いていて、1点目はクラニチャール→クラウチ→ニュージェントという理想的なつなぎから生まれましたし、2点目もサイドアタックからのファウルで得たFKからで、少ないチャンスをしっかりとものにできていただけに、1、2失点目が不用意なバックパスから生まれてしまったこと、そして最後の最後耐え切れなかったことは残念としか言いようがありません。この敗戦で監督解任(詳しくは下の別エントリで)。サイドにリバプールからローンで加入したペナントが入れば、結構魅力的な攻撃陣を構築できると思っていただけに、個人的にはもう少しフロントに我慢してほしかったなぁ。
 一方のリバプールは、ジェラードが怪我で離脱し、シャビ・アロンソ、カイト、トーレスをコンディションを考慮してかベンチからスタートさせる思い切った布陣で臨みました。で、前半も悪くはなかったんですが、やはりその3人が入ってからのボールの回りや決定力は見事の一言。いるといないとではこれほどまでに違うものかと、改めて驚きましたね。で、昨シーズンまでの(過度ともいえる)ターンオーバーを改めたことで得ている今の順位なわけですが、今が一番コンディションが落ちる時期で、ちょいちょいこの日のように選手の入れ替えをしないわけにはいかないところ。まもなくCLも再開するため、コンディション調整をどこまで上手くやれるかが、久々のリーグタイトル奪取に向けてマストになりそうな気がします。そういう意味では、FAカップで敗退したのは、悔しいでしょうけどある意味幸運かもしれません。



トッテナム 0−0 アーセナル
スコア:No GOAL


 ノースロンドンダービースコアレスドローになったのは、1998年以来だそうで。ただ、トッテナムは勝ち点3を奪うチャンスが2、3度あっただけに、残念に思っているかも。でも、デフォーは怪我で離脱しましたが、この冬補強したクディチーニパラシオスロビー・キーンがすでに馴染んでいるように見えたのは驚き。キーンはともかく、パラシオスがここまですぐに目立てるとは思ってませんでした。ここにまだハドルストーン、キング、シンボンダ、ベントリー、キャンベルがいるんですから、層の厚さだけはトップクラスかと。だからといって勝てるわけではないことは今の成績が証明している部分もありますが、レドナップ監督がどう「埋め合わせ」をしてくれるか、期待は持っていいかな?と思います。あと、モドリッチがEURO08のパフォーマンスに近づいている印象で、一ファンとして嬉しい限りです。
 逆にアーセナルは、エブエが退場し、アデバイヨルがハムストリングを痛めて退いたことを考えれば、勝ち点1で上出来と言わざるを得ませんし、セスク、ロシツキーウォルコットに続いての主力の離脱は、今季のCLのみならず、来季のCL出場権奪取に向けても痛すぎますね。ベンゲル監督の眉間のしわが、だんだん深くなっていくのが切ないわぁ。