続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ナビスコカップ準々決勝 2ndレグ 大分1(3−2)1東京

 あと1点、及びませんでした。2点目が取れませんでした。取れるチャンスはありました。前半終了間際の羽生さんのボレー、後半のカボレの単独突破からのシュート、赤嶺に訪れた3度の決定機、後半終了間際のセットプレーの嵐、という感じに。でも、ネットを揺らすことは出来ませんでした。「2点取らなければいくらもがいてもどうにもならない」という前提をクリアできなかったわけですから、この試合に限って言えばなにも手応えが残らなかったと言わざるを得ませんね。
 で、ものすごい上から目線で言わせてもらえば、この試合で肝に銘ずるべきは「同じ失敗を繰り返していては勝てない」という点でしょう。攻撃面においては「裏(スペース)へ抜け出す選手へのパスが長すぎる」という点。大分の3バックがいつもの印象ほどは整っていなかったこともあってか、裏やスペースへ飛び出せるケースが結構あった気がしますが、グラウンダーのパスが軒並み長すぎてチャンスをフイにするシーン続出。ピッチが部分的に夏負けしていて芝がない(短い)ために思いのほか転がってしまった面は多少はあるんでしょうが、90分間アジャストできないまま終わってしまったのは残念な限りです。一方、守備面では「鈴木慎吾アーリークロスへの対応」。失点は鈴木をフリーにしてしまい簡単にクロスを上げさせたことで喫したものでしたが、そこに至るまでにすでに3度同じようにフリーで上げられていたんですよね。また、その原因がいずれも「エメルソンと徳永のどちらがマークするのかハッキリしない」というお粗末なもの。確かに、3−5−2の両ワイドMFは大きく開いた上で守備側のMFとDFの間(ギャップ)にポジションを取ることは効果的で、鈴木がそこを突いてきたことは至極当然のことだと思うんですが、その対応が4度にわたって上手くいかなかった(しかも前半だけで4度)となれば、失点につながっても仕方ないですよね。少なくとも2度目ぐらいでしっかりとお互いがコミュニケーションをとって、マーキングをハッキリさせなければいけないところで、本当に残念な失点シーンだったと思います。
これで、中断明け9試合勝ち無しとなりました。もちろん、この試合は久々に「前に前に」という意識を強く感じましたし、次の試合はすぐにやってくるので切り替えるしかありません。ただ、そろそろ「白星」と言う現実が欲しいのもまた事実。いつまでも「白星の匂い」だけ嗅がされるのは、そろそろきつくなってきましたから。土曜日は瑞穂に行ってきます。アウェーの地で白星を共有できたら、うれしい限りなんですけどね。