続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

EURO08 決勝 ドイツ−スペイン

 およそ1ヶ月に渡って熱い戦いを繰り広げてきたEUROも、残すは決勝戦のみ。勝つのはドイツか、スペインか。
ドイツ 0−1 スペイン
スコア:33分 F・トーレス(スペイン)


 スコアこそ1−0にとどまりましたが、スペインの完勝でしたね。立ち上がりこそドイツが攻め立てて、ヒツルスペルガーのあわやというシュートなどありましたが、15分過ぎからは完全にスペインのペース。とにかく動きの鈍いドイツに対し、スペインの各選手の運動量、体のキレの良さが目立ちに目立つ展開になり、もともと動きの質では見劣ると予想されていたドイツが動きの量でも負けてしまっては、こうなるのも致し方ないですかね。逆に言えば、「テクニシャン揃いのスペインがその技量に溺れることなくハードワークしていた」とも言えるわけで、クラブレベルで言えば、いまや「ハードワークしなければ勝てない」という時代に入っていて、そのスタイルをいち早く確立させたプレミアリーグが「世界最高峰」と呼ばれるのは自明の理かと思いますが、それが代表レベルにまで反映されたことは、今後ますますそういうサッカーが台頭する時代に入ったのかなぁと思います。いみじくも、オシムさんが日本サッカー協会のアドバイザーになった際の記者会見で「テクニックがある選手が走ればもっといいサッカーができる」と仰っていたとおりに。
 試合の内容については…私みたいな知識の薄い人間が話を広げて書けるほど充実した内容ではなかったと思うので、パスします。とにかく、ドイツの疲労度、消耗度ばかりが目立ってしまい、最後は可哀想になってきたほど。こういう短期決戦では「コンディション良い者と悪い者の対戦」はままありますが、ここまでフィジカルに差があってしまっては、埋めようが無いですね。


 これにてEUROは全日程が終了。いろいろあって、最後は見てはいるもののまともな感想も書けないぐらい消耗しましたが、現在の「ワールドスタンダード(=テクニシャンもハードワークしなければいけない時代)」をしかとこの目で見ることができたのは、嬉しい事です。これをわが国のフットボーラーにしっかりとやってもらうべく、みんなでケツ叩きながら応援していければと思います。明日、ベストイレブン的なことをやって、EUROネタは終了します。では、また明日。