続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ナビスコカップグループリーグ第4節 東京ダービー 私的採点

 ベルディが悪すぎた生もありますが、高得点連発です(笑)。
塩田 6.0
 今日はここ数試合気になる点として挙げていた「クロスボールへの反応」でヒヤッとする場面はなし。飛び出したときにはしっかり触っていましたし、我慢するところは我慢できていましたし。シュートも17本浴びたようですが枠内は数えるほどで、それもしっかりとストップできていました。あとは、やっぱりキックだなぁ(苦笑)



椋原 6.5
 前半から明らかにベルディ攻撃陣が椋原のサイドを狙ってきていたという印象を受けていて、時折ちぎられそうなシーンやイエロー覚悟のプレーもありましたが、佐原らのフォローを受けながら、とにかく最後まで諦めずに体を寄せに行く守備は見ていて心打たれましたよ。なんか今年のウチは「小さいけど、体は強いよ」というタイプ多いな(笑)。また、90分体力が衰えることもなかったですし、機を見て攻め上がってのクロスもあり。「プロ初スタメンで、相手は強力なブラジル人」という点を考慮しての採点ですが、デビュー戦としては申し分なかったと思います。おそらく残るグループリーグ2試合のうちどちらかは(あるいはどちらも)起用される可能性は高いと思うので、そこで何が見せられるかですね。1度はまぐれかもしれないけれど、2度3度同じレベルを見せられれば、それが実力として認められるはずなので。しかし、城福監督の「フッキに感謝しなさい。彼がいるから今日出られるのだ」というモチベーションの上げ方はすげぇわ。


佐原 6.5
 守っては椋原へのフォローなどで広いエリアのカバーリングもこなしながら、中央突破を図ってきた際にはしっかりと自分のポジションに帰って攻撃を跳ね返す好パフォーマンス。攻めてはセットプレーで待望の初ゴールをゲット。日に日に存在感の高まりを感じています。もうこの時点でレンタルじゃなくて買い取っちゃえ!あ、ちょっと気合入りすぎてイエローを(どうやら異議で)もらってしまったのはご愛嬌ということで。


藤山 6.0
 椋原のところでも書いたとおりベルディがウチの右サイドばかりついてきたので、意外と仕事量は少なかったのかな?という印象ですが、それでも前半24分に見せた絶妙すぎるカバーリングだったり、相手の前でボールを取ろうとするいつものプレーが存分に見られて満足の出来。茂庭がいつまでも停滞気味なもんで、今しばらく頑張っていただきましょう。


徳永 6.0
 守備面ではまだフェイントに対する軽さやプレーセレクションに雑な点が残るものの、ようやくフィジカルで負けることが減ってきている印象。前半30分に見せたフッキとのぶつかり合いや、41分に見せた和田との肩の入れ合い&併走は力入りました。また、攻撃面でもこの日は(長友が乗り移ったかのように)長い距離を走ってきてチャンスを演出したり(ユースケへのクロスは最高でした)、セットプレーでいいボールを入れていたりとようやくらしさが存分に見られて、とりあえず一安心。とにかくこれを続けてくれることを期待して止みません。



ブルーノ・クアドロス 6.5
 城福監督が試合後にブルーノを「勝負どころが分かる選手」と評していましたが、まさにその一言に尽きるでしょう。何でもないときはやる気あるんだかないんだか分からないくらいクネッとした感じを醸し出すんです(それがまた魅力でもある)けど、ここぞという時の(攻撃面では)オーバーラップ&シュート、(守備面では)体の寄せの速さは素晴らしかったですね。抜群のタイミングが故に「なんでそこにいるの!?」と周りは驚くわけで、ブルーノがこれからますますコンディションを上げてきたときのスタメン選びで、監督はうれしい悲鳴をあげそうですね。MOMにしたかったけど、今回は背番号15のアイツがさらに凄かったので、お預けで。1発に気合を込めたシャーも、また一興なり。


浅利 6.5
 たぶんテレビで見ていたら分からなかったと思うんですが、めちゃくちゃ運動量豊富でしたね。それは、ブルーノがここぞという場面以外は中央にドッシリと構えたこと+ブルーノを攻撃に数多く参加させたいという意図があって、おのずとコンビを組む浅利が衛星のようにブルーノの両サイドを見る形になったからだと推測しますが、とにかく足を止めることなく下がってきたブラジルトリオや、攻めあがりたい福西、大野をケアしていましたね。今季CLの放送内であった「この選手が何キロ走った」というデータがこの試合取れたのならば、絶対チーム1番だったと自信を持って言えるくらい走ってましたよ。


エメルソン 7.0
 MOM。ドリブル、パス、オフザボールの動き、相手との間合いの取り方、そして守備への貢献、全てが「良い!」の一言。初めてケリーを見たときも衝撃を受けた記憶がありますが、エメはそれと同じか、あるいは上回るくらいです。カボレとのコンビネーションも、普段はゴリゴリ行く嫌いのあるカボレもエメにはおとなしくパスする(笑)ぐらい繋がってますし、視野も広いし、プレーに意外性があるし、今後ますます相手を撹乱してくれるんじゃないかと期待に胸躍りますね。よくウチのスカウト陣は、こんな選手をギリシャから見つけてきたよ。


羽生 6.0
 徐々にコンディションも戻ってきている様子で、まずは一安心。トップにボールが入ったときのフォローや追い越す動きはさすが(シュートの精度がもう少し上がればなお良いかな?)といったところですし、今日は特に守備面で広い範囲をカバーしてチームを助けてくれたかと思います。徐々にこのまま高値安定してくれればいいかと。



平山 5.5
 一時期の「何やってもダメ」「期待感ゼロ」という状態からは脱しつつあるとは思いますが、もっとボールを呼び込んでほしいし、サイドで味方がボールを持ったらもっと鋭くエリアに侵入してほしいし、何よりもっと「やってやるんだ、俺が!」という気持ちを見せてほしいですね。いつもご一緒している方が、アップ時にビジョンに大映りになった平山を見て「やる気ねぇ〜」的なことを言っていましたが、まさにそうだと思いますよ。しっかり試合前から高めていかないと、いきなりキックオフのホイッスルが鳴ってからトップギアに、ってのは難しいかと。


カボレ 6.0
 細かいことを言えば楔のボールを受けきれなかった(トラップが大きくてボールが流れてしまうシーン多数)点が残念ではありますが、相変わらずの懐の広さ+ダッシュ力で相手の脅威になっていました。エメとは何だかもう通じ合っていて、さらにお互い日本になれてくればゴール量産も夢ではないかも。もうこれぐらいやってくれるもんだと思って見ましょうね。



近藤 6.0
 決定機を一つ外したことで−0.5。けれど、上手く裏へ抜け出してゴールを決めたことで+0.5。というわけで採点は落ち着くところに落ち着きましたが(笑)、何はともあれPK失敗からのいやな流れを早いこと払拭できたのはよかった、よかった。これで、正真正銘「お帰り」だね。


金沢 5.5
 時間も短く、あまりタッチ数もなかったので何とも言えません。10分以上出たので点はつけますが。


石川 −
 時間が短く点数はつけません。ただ、(残念ながらボールが回って来ませんでしたが)短い間で2、3度良いフリーランニングを見せていましたね。エメ、羽生がいいパフォーマンスを見せ、今野、梶山、ブルーノ、金沢と層が厚い中でどう食い込んでいくか、今後の奮闘に期待。