続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

ナビスコカップグループリーグ第4節 東京ダービー 私的雑感

 あまりに気持ちいい試合だったので、先週「雑感はしばらく休むかも」と書きましたが、すぐさま前言撤回(苦笑)。少し雑感を書きたいと思います。次の試合からまた無いかもしれませんが(どっちやねん)。なお、スタッツについては書くのやめます。リンク先をご参照ください。
 秒殺で1−0としながらも、その後何度かあった決定機を決めきれず、後半のユースケのまさかのヘッドミスがあったときには、相方と一緒に「いやな流れだね」なんて言ってました。だって、あれだけ決定機を逃してれば、いつかは勝利の女神がそっぽ向くだろうと思ったんで。でも、終わってみれば佐原の初ゴール+ユースケの汚名返上ゴールを加えて3−0と快勝。懸念された雨も降らなかったし*1、ダービー連勝で得失点差も稼げましたし*2、久々に「大脱走」に乗せた「緑は大っ嫌い、東京!」も出たし、ほぼ言うこと無しの試合でした。その中で敢えて気になった点を挙げるとすれば、城福監督が

前半終盤と後半の最初は、マイボールの時間が少なく疲労感が出た。どこでボールを納めるか、もう一度ポジション取りをして、サイドチェンジをし直してというような、ポゼッションしながら自分たちで休む時間をつくる必要もある。心拍数を下げる時間を作ることは課題。

 と指摘した点でしょうか。ウチの相方が後半6、7分ぐらいのときに「なんか雑。これじゃ疲れるだけ。」と一言つぶやいたそのまんまの指摘だと思いますが、なまじエメルソンが持てたり、カボレが走れたり、(時折)平山が競り勝てたりするもんだから、時間の経過とともにどうしても縦へ急ぎすぎたり、半ば適当な放り込みが増えてきてしまうんですよね。さらに全体が疲れてくると「前線(ほぼカボレ)頼り」がより顕著になりますし。
 その点では、ブルーノ→金沢という2人目の選手交代については、(ブルーノのスタミナ面をまったく考慮しなくて良ければ)ボールを納められる選手を1枚削る*3ことはそれと矛盾してないか?と疑問に思う節もありますし、これもウチの相方がズバリと「ここで大竹とかナオとか、前線で走れる(持てる)選手を入れて前でボールを収めるべきじゃない?」と言ったんですが、これまた試合後にそういうコメントを出すのであれば、2人目の選手交代は「前目で試合を落ち着かせることができる選手(それこそナオや大竹)」を入れても良かったのかな?とは思いますね。この「(城福監督自身も含めて)どのように試合をコントロールしていくのか」という点は、もう1つ上のステップのチームになるために突き詰めていって欲しいと思います。ダービーとはいえ、緑の貢献もなくナビスコだったことを考えれば、1万9千人は上々の入りでしょう。歩みは遅いかもしれないけれど、着実に味スタにお客さんが戻ってきているんだなぁと感じる次第です。
 しかし、緑の「ブラジルトリオを抑えれば、点取れねぇ」という攻撃は、はっきり言ってJ2スタイルですよ。上手くいけば清水戦のような快勝を収められるんでしょうけど、こんな安定感のない戦いぶりでは…ね。最終的には「どう頑張ったってこのトリオを抑えられない守備陣」を持つチームからセコく勝ち点を稼いで残留するとは思いますが、このままの形でいいのかという点は、考えないといけないでしょうね。まあ、着実に歩みを進めているウチが知ったこっちゃないけどね!!!

*1:芝は相変わらず上滑り気味でしたが。カボレのような腰の高いプレーヤーはやりづらそう。

*2:ベルディは4試合で得点ゼロなんですね。

*3:あくまで、ブルーノと金沢の比較においてです。金沢がまったく納められないということではないので、そこは誤解なきようお願いします。