続々々・メガネのつぶやき

思ったことを、思ったなりに、思っただけ。

J1第13節 磐田−東京 私的採点

 私的雑感はお休み。というか、自分の見る目の無さと文章力の無さでに嫌気がさしてきたので(苦笑)、しばらくは私的採点のみにするかもしれません。個人評のみ、まあ「木を見て森を見ず」な感じで行きますわ(笑)。
塩田 5.5
 失点シーンはノーチャンス。あれだけフリーで打たれてしまっては、どうしようもないですね。その他、セービングの面ではほぼノーミスでしたが、気になったのは相変わらずのキックの精度の無さとクロスボールへの予測と反応。キックについては、サイドを狙って蹴るなら、少なくともダイレクトでタッチを割るようなキックは勘弁して欲しいところ。そして、クロスボールに対する動作ですが、この試合に限ったことではないですが、このところ目測を誤るシーンだったり、明らかにキーパーボールではない弾道のボールにもピクッと反応して体制を悪くしてしまうシーンが目立つんですよね。すぐに直せと言われて直ることではないかもしれませんが、致命傷になる前に何とかしてほしいところ。



徳永 5.5
 この日は良かったですよ、久々に。もちろんまだまだフラフラしたポジショニングだったり、思い切りが足りなかったりという不満な点はありますが、守備面ではフィジカル負けするシーンは少なかったですし、攻撃面では得点につながるコーナーキックや、可能性のあるクロスを1、2本入れることが出来ていたかと思います。フィジカルがもっと戻ってくれば、開幕当初のゴリゴリ感溢れる徳永に戻ってくれるかと。


佐原 6.0
 試合を追うごとに「あー、結構いろんなことができるDFだったんだなぁ」と思わされるのが佐原。この日そう思わされた象徴的なシーンが、何分だったかはメモしてないので忘れましたが、前田だったか西が単独で抜け出して、佐原と1対1になったシーン。選択したプレーは「間合いを詰めすぎずに遅らせる」プレーで、まあそれだけ見れば至極当たり前な選択なんですが、私の勝手なイメージの佐原だったら「フィジカルにものを言わせて体を当てに行く」プレーを選んでいたんですよね。けれど、しっかり半身の体勢で、縦への突破にも、中への切り替えしにも予測を立てながら味方が戻ってくるのを待ちつつ守るというクレバーなプレーを見せてくれたのには、正直驚きました。まだ自身のゴールこそ無いものの、セットプレーでチームの得点につながるプレーを見せてくれているのも心強いですし、すっかりチームの屋台骨になった感すらありますね。


藤山 5.5
 守備面では無難にプレーできていたかと思います。ただ、この試合もそうですが、ここ2、3試合はパス、ロングボールの精度が急に昔の藤山に戻ってしまった感じ。決定的なミスは無かったので事なきを得た感じではありますが、今一度精度の向上を望みたいところです。しかし、終盤になって右センターハーフのポジションに入っていたのには驚いたし、ボールが来て前がフリーになったときの「どうしたらいいの!?」感は見てて微笑ましかったです(失礼)。


長友 6.0
 肘の怪我の影響は全くなかったですね。代表様である駒野とのマッチアップは見応えがありましたね。改めて見てみると(まあ、テレビ観戦だから分からない部分もありますが)、よっぽど上下動に耐えうるスタミナに自信があるのか、攻撃の開始時のポジションは結構低いのに、中盤にボールが入ったところでグッとスピードを上げて顔を出すんですよね。だから、相手のマークもつきづらくてフリーでもらえるシーンが目立ちましたし、この動きはこれからも続けてほしいところです。代表に取られるのが惜しい。



梶山 6.5
 前半だけ見れば「今日はダメな日か…」というシーンが多かった気がします。失点シーンであっさりマークしていた大井を離してしまうシーン然り、パスを待ちすぎてあっさりカットされるシーン然り。ただ、何分だったか忘れましたが、あっさりとカットされたシーンを境に急に守備で頑張り始め、積極的なインターセプトからそのまま持ち上がってラストパスを供給したり、フリーランでサイドの奥深くまで入っていくなど、非常に積極的なプレーが立て続けに見られました。時間帯で見れば消えるシーンもまだありますが、1試合トータルで見れば、だいぶ波の無いプレーをしてくれているように感じます。代表に取られるのが惜しい。


今野 6.0
 まあ、一言で言えば「高値安定」。金沢との距離感やポジショニングに依然課題を残す感じには映りましたが、文句はない出来だったかと思います。終盤はパワープレー対策としてセンターバックにポジションを落としてプレーしましたが、プランニングにその手があったことはありながらも、何も遜色ないプレーぶり。ありがたいマルチロールです。


金沢 5.5
 まあ、可もなく不可もなく。前の試合で左サイドバックに入ったときの安定感と比べると、やはりまだ不安定さがあるのは否めません。まあ、この辺はより一層の実戦経験を積む中で覚えてくる(甦らせる、か?)部分が多いでしょうから、長い目で見ましょう。


羽生 5.5
 まだまだ、全然まだまだだとは思いますが、随所にらしいポジショニングや反応の鋭さが見られたのは収穫。そろそろ70分、80分と時間を伸ばしていっていいんじゃないかと思います。前半終了間際のエリア内でのシュートは、せいぜい枠には飛ばして欲しかったなぁ(苦笑)。



赤嶺 6.5
 赤嶺自身のせいではないとはいえ、正直言って、前半は全く得点の匂いが感じられませんでした。けれど、終わってみれば2ゴールを挙げて勝利に大きく貢献したんですよね。いやぁ、ストライカーって何がきっかけになるか分からないですよ、本当に。また、その2点とも決して綺麗な形ではないものの、ストライカーとして一番大事な「点になりそうな場所にいる」ことが出来ていたのが素晴らしいです。5得点は日本人のFW登録選手としては大久保と並んでJトップ。これからもこの勢いでよろしくお願いします。


カボレ 6.0
 この日はいつになくポスト役として振舞っていたように見えたのは錯覚でしょうか?もちろんらしい縦への突破も見られましたが、それ以上に前線の基点、ターゲットとしての仕事をしっかりとこなしていたと思います。



エメルソン 6.5
 コンディション面を考慮しての30分限定出場でしたが、抜群の存在感でしたね。決してスピード感満点と言うわけではありませんが、ドリブルのキレの良さは場面場面によっては完全に相手を凌駕していましたし、プレー選択にも全く間違いが無く、守備もしっかりしてくれる、コンディションの回復が今から待ち遠しくなるデキでした。


浅利 5.5
 互いに中盤がオープンになってきたところでの投入。多少の改善には寄与できましたが、それでも試合全体がオープンな展開のままで、しかも磐田はパワープレーに走ったために、無難なデキにとどまりました。それでも、声を出しているシーンが何度も抜かれていて、今季は意欲に満ち溢れているなぁと感心仕切りです。


石川 −
 時間短く、評価なし