続々々・メガネのつぶやき

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八田康介選手 横浜FCへ完全移籍決定のお知らせ

 東京の選手としての出番は、ホーム最終戦である大宮戦の64分しか得られませんでした。その64分間のプレーだけを切り取って見れば、J1レベルにあるかどうかは何とも言いようがないという印象です。しかし、あの試合だけを取って「八田は使えない」と言うことは決して私にはできません。そう言う点では、八田康介というプレーヤーの真価を見ることなくお別れしなければならないのは非常に辛いです。
 個人的に言わせてもらえば、184cm、81kgと体格に恵まれた八田を手放す必要がどこにあるのか、増嶋がレンタルバックで復帰する点を考慮しても、理解に苦しみます。今季の東京の守備陣に足りなかった一つの(そして最も大きな)要素は「高さ」。モニは181cmありますけど、空中戦で力を発揮するプレーヤーではありませんし、フジはなおさら。エバウドは全く使えず、吉本もまだJ1で戦えるだけの力には及んでいません。東京の守備が機能していたあのころを思い出すと、「高さのジャーン、カバーの茂庭」という、お互いの得意な形での役割分担がしっかりはっきり分かれていたからこその堅固な守備だった(と思っている)わけで。来シーズン吉本が飛躍的に成長する、エバウドが期待していただけの仕事をする、あるいは外から獲得する当てがあるのならば理解できます。ただ、そのいずれもが不確定要素満載な訳で。そう考えれば、一番使える目処の立つ八田を残しておくという選択肢は、大いにありなんじゃないかと思うんですけどね。まあ、そんなことをいまさら言っても仕方ありませんし、この嘆きが来季開幕してから再び口をつかないよう祈るばかりです。
 話がそれちゃいましたね。来季は確実に出番が増えるでしょう。怪我の影響がなければ、不動のCBたり得るとも思います。フロントが放出を後悔するような目覚しい活躍を、そして私たち東京ファンに自身の真価を見せつけられるよう、期待してます。


(追記)
 上で「外から獲得する当てがあるのなら…」などと書いていたら、こんな記事が。
http://www.tokyo-np.co.jp/tochu/article/fctokyo/news/200712/CK2007122602075196.html
 ブルーノ・クアドロスは確かに前々から言われていましたが、いつのまに獲得濃厚だなんてところまで行ってたんでしょう?しかも、加えて佐原・水本ですか。ぶっちゃけ水本は有り得ないでしょうけど、増嶋が帰ってきた上にブルーノと佐原が来たならば、駒の豊富さで言えば及第点以上でしょう。八田の放出が残念な気持ちに変わりはないですが、この2人が来てくれるのなら、その無念さは薄れそうです(舌の根も乾かぬうちに)。
 ちなみに、祐介と阿部ちゃんもレンタルバックされるとか。まあ、ルーカス、ノブオさんがいなくなってFWの駒も欲しいところでしたから、これは素直に歓迎の方向で。あとは、今ちゃんの決断次第だな。