試合の入りは東京の方が良くて、早々にシュートまで持っていけるシーンがあったんですが、誤算だったのは「千葉が予想していたよりも早めに巻を狙って蹴ってきた」（ヒロミ）点。前回の対戦の反省に立ってかどうかは分かりませんが、それにより東京のプレスの狙いがボケてしまったのは事実。行けば空いたスペースに巻を走らせてすぐに当てる、行かなければショートパスで崩そうとする、といった感じ。それにより東京の各選手のポジショニングが非常に曖昧になってしまって、相手をありえないところでフリーにしたり*1、セカンドボールを全く拾えない状況になったり、例え拾えたとしてもカウンターには程遠い攻めしか出来なかったり。そうなると、「人もボールも走るサッカー」をする千葉を止めるのは、やっぱり相当難しいですね。１、２失点目のシュートの精度自体は相手を誉めるしかないですが、あそこまで完璧に崩されてはどうしようもないです。
そしてとどめの３失点目。５１分という早い時間帯に、しかもナオ＆栗澤→リチェーリ＆ノリオと２人一気に交代し、それをケアするために千葉が山岸→池田という交代をするも、４バックのような形になりバランスが崩れた、あるいは早すぎる守備のメッセージにより受けにまわったせいで、流れが完全に東京に傾きました。ただそこで得点を奪えず、逆にＰＫ献上。相手を倒した徳永だけを責めるのは筋違いだと思いますが、守備陣は「東京が攻めている時」だからこそ、リスクマネージメントをしっかりしてほしかったです。３点目を取られる前に１点返してれば、全然違う試合になったと思うんですが…それを今言ってもしょうがないということで。
そのあとの猛攻については満足です。リチェの弾丸ドリブルは確実に相手の左サイドを混乱に貶めていましたし、いつもより早かった平山投入が、赤嶺、ルーカスへのマンマーク*2を外させることにもつながり、さらに勢いをもたらしました。あそこまでいったら追いつけたんじゃないかなぁ（追いついてほしかったなぁ）？と思わなくもないですが、あの前半を見てしまっては、さすがにそれは高望みですかね。連勝は止まりましたが、トータルで見れば下を向く内容ではなかったと思うので、しっかり切替をして、味スタでのマリノス戦に臨んでほしいと思います。
P.S 酒喰BAR町、良かったです！ＦＣ東京カクテルに感動した！
